創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   がんばれ人間!   魑魅魍魎

 我々人間は意思の伝達できる生き物である。その意思を伝えているのが言葉である。しかしよくよく考えてみるとその言葉というものはどこから生まれてきたのだろうか?人間は猿から進化して生まれた生き物だというダーウィンの進化論から考えるとその進化したあと直前からしゃべっていたのであろうか?謎である。それはさておきもうひとつ言語に関して疑問がある。人間はなぜみんな同じ言語を使っていないのか?日本語や英語、フランス語やイタリア語とさまざま国によって分かれているわけだがこの違いは何なのか?みんな同じ言葉でしゃべれればどれだけ便利か・・・。旧約聖書によると言語の違いが起こったのは平たく言えば、「バベルの塔」を人間が建て神に喧嘩を売ろうとした(天に届かせようとした)ために天罰が起こり言葉が通じなくなったとされているがこんなことはありえない。そんな疑問を抱きつつも毎日口にしている言葉は人間だけが使える代物だ。つい近代までの考えでは人間も犬も猫も同じ立場にいて人間も自然の一部といったような考え方が強かったのだが、最近の考えでは人間は地球において責任を負っていると考えられはじめた。これは確実に意思を伝えられる人間だからこそである。しかし責任といって地球を汚染してしまっているという問題もある。このままいくと地球は破滅してしまうといった問題が予想される。
 そうならないためにももう少し考え方を謙虚にしよう!(対策)例えば今の地球環境問題である温暖化について考えてみると、温暖化が進んだら元に戻すために寒冷化を始めとする対策をしよう!といった無理な考えではなくて温暖化を進まないように車を廃止しよう!といったように謙虚になることだ(笑)ただこれも謙虚になりすぎてはいけないと思う。謙虚になりすぎると原始的な生活になってしまう。まぁ私的には自分の首を閉めるより原始的な生活を送るほうがいい気もする。
 二つ目の対策としては、人間の科学力をもっともっと進め、環境問題をほとんどなくしてしまうというのもいいと思う。地球の寿命が先か人間の科学力で地球を守るのが先かといったレースだ。しかしこれは賭けである。自分達の首を閉めながらそれを克服し更なる問題に太刀打ちしてゆかなければならない。これは困難を極めるだろう。それ以外の方法としては地球以外の星に行き、そこで暮らすというのもあげられるがこれは無理だと思われる。光の速さで何万光年といわれるところを人間が宇宙船に乗っていったら何億光年かかることやら・・・。この世の中に光より早いものは存在しないためそんなところに万一人間が住めそうな星があったとしてもいくことが出来ない。よってこの方法は今の科学力から考えれば不可能である。
 確かに人間は自然の一部だという考え方は大切だ。なぜなら本質的に人間は動物だからである。だからといってやはり人間は言語を使えるという優れた能力を有効に生かし地球に貢献してゆくべきだと思う。言語というものは生命において扱うことがもっとも困難であると思われる。イルカは狩をするときには彼らにしか聞こえない音波を発して獲物を取り囲みハントするといわれているがそれは狩のときだけである。それを改良すれば新たな言語が出来るのかもしれないがやはりまだまだ人間に比べると劣るところがある。やはり人間が頑張るしかないのだ!

   講評   jun

 第二段落以降はバランスよく書いていくことができたね。言葉を使って意思を伝えることのできる人間こそが地球を救えるのだから、そのための努力をしていくことが我々の使命なのでしょう。一つ目の方法は、謙虚さという観点から考えることができました。二つ目の方法は、一つ目の方法とかなり対照的ですね。しかも現実離れしています。少なくとも現時点では……。(笑)
 人間が自然の一員であることは間違いありませんが、単に一員であるというだけではなく、自分たちに与えられた能力を最大限に生かして自然を守っていきたいですね。

▲「首を閉める」→「首を締める」
                               

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