国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然は心を癒す いうや
ミミズが地表で働くことにより、土壌形成に大きく貢献してきた。人間は化学肥料によりミミズ、つまり土を死に追いやてきた。僕も自然の生き物をもっと活かしていくべきだと思う。(是非)
その理由は第一に、化学肥料は体に悪く、さらにお金がかかるからだ。最近では農薬を使っていない食べ物、いわゆる無農薬や減農薬や、肥料が自然のもの、つまり、有機の食べ物をわざわざ買いに行く人もたくさんいるとよく聞くが、僕の家もそうだ。いつもいつも無農薬の食べ物ばかりではないが、無農薬の物があったら少しぐらい値段が高くなってもなるべくそっちを買っている。その方が新鮮で体によいので安心して食べることができ、なおかつ美味しい。しかし、農薬を使っている野菜、もしくは果物だと、その食べ物についた虫を殺すための薬を、わざわざ体内にみずから入れているのだから、農薬の効果は少しでも僕たちに及ぶわけであり、僕たちもまるで害虫とおなじような扱いをされているかのようだ。
その理由は第二に科学ばかりでは人間は生きていくことができないからだ。いくら科学が大量にあっても、地球上のすべての元(源)である自然がなければ、物事はどんどん悪い方へと傾いていってしまう。食べ物でも、(また食べ物かよ)もし科学が暴れて、野菜、果物、その他いろいろな物がなくなったとするみなさんは「「栄養ゼリー」を飲めばいいじゃん」と思うかもしれないが、それではあごの力がだんだんと弱くなり、口も小さく退化していく。みなさんはそれでも、「これからもずっと「栄養ゼリ—」を飲むのだから、別にいいじゃん」というかもしれないが、僕が前読んだ話にこのような文章があった。『科学は魔法のような効力を発揮して問題を一気に解決するように思えるのだが、すぐさまかってに暴れだし、また新たな問題を引き起こす』と、いうのがあった。(長文)このように僕は、口が小さくなりあごの力が弱くなることによって、不自由になることや、人間の優れたところを失ってしまうような新たな問題が出てくると思う。
確かにイナゴの大発生や、ネズミの大発生で農作物を食い荒らしたように、害を及ぼす生き物もいるが、「音楽は、歯痛を直してはくれない」ということばがあるように、音楽はその人の心を癒してくれ、自然も僕たちの心を癒してくれる。やはり人間は生き物を活用しながらうまく共存し、生きていくことがこれからも大切だと思う。
講評 huzi
ミミズを例に、人間と環境について述べられた長文でした。 このような場合に大切なのは、ミミズの枠(変な枠(^_^)から出て一般化した意見に仕立てることです。 今まで練習して来た自然に関する課題で得た知識が役に立ったね。
項目はすべて◎。 項目ごとのバランスもまったく申し分ない出来です。
今日は珍しく細かいところをチェックしてみましょうか。覚悟はいいかな(笑)。
★【理由】の書き方ですが、
・その理由は第一に……
・その理由は第二に……
と書く場合、書きだしの意見との間が離れすぎていると、「その」が何をさすのかわかりにくくなります。
第二の理由を書き出すときは、書きだしの是非の主題を短く繰り返すか、第一の理由の見方を変えた意見として「また……」で始めてみよう。
(例)活かしていくべきだと思う二つ目の理由は……
★・「いくら科学が大量にあっても、地球上のすべての元(源)である自然がなければ、物事はどんどん悪い方へと傾いていってしまう。」
あとに続く意見に比べると、重過ぎないかな? 栄養ゼリーのたとえ話は、とてもおもしろいので、「 」でくくった部分は思い切って削ってもいいね。
★・「音楽は、歯痛を直してはくれない」ということばがあるように、音楽はその人の心を癒してくれ、自然も僕たちの心を癒してくれる。
↑
音楽は実際に目に見えて役に立たないという、名言本来の意図を読み取り、あとの意見を続けるとスムーズにつながりそうです。
・「音楽は、歯痛を直してはくれない」という言葉があるが、音楽は人の心を癒してくれる。そして自然も僕たちの心を癒してくれる。
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