創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   これまでの人の観察や   うにる

 これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要であり、気に入った書物に出くわしたときには、一度読んだだけでよしにせずに、二度三度とくり返して読んでほしい。どの書物がそれであるかは、人々によってちがうであろう。しかし、何かそうした愛読書を、一生のうちににはみつけたいものである。(要約)
 私が何回も読んでいる本として、『麻薬探知犬アーク』がある。もともと私は、『盲導犬クイール』『学校犬クロの一生』『身障犬ギブのおくりもの』などなど、犬系の本が好きだ。なぜかというと、
(犬って、こんなすごいことができるのかぁ。私よりも賢いかも?!)
(人のためにいろいろがんばっているんだなぁ)
(犬って、ただたんに命令に従うだけだと思っていたけど、実はとっても素晴らしい能力をもっているのか。犬をばかにしてはいけないなぁ。)
と思うからだ。そのときは、まるで私が本の中に吸い込まれたように、そのときの場面がパァッと思い浮かぶのだ。その中のお気に入りが『麻薬探知犬アーク』だ。アークは、麻薬探知犬で、麻薬を持ち込んでいないか調べる犬だ。アークは大手柄をたてて、日本の子供たちを守っている。私はアークに何回もお礼を言いたい。アークが、日本の子供たち約1820万人の命をあずかっている。そのことに、私は深く感動したからだ。
 私の母は、小5のときに『ああ無情』という本を何回も読んだそうだ。そして、感動して泣いてしまったとなつかしそうに教えてくれた。(聞いた話)でも私が、
「本当に感動するの?『ああ無情』なんて長すぎるし、私にはちょっと読めない。」
と言うと、
「この本読んだら、正直に生きることは素晴らしいと思うよ。一回読んでみたらどう?絶対感動するよ!感動しないことなんて絶対ないから。」
と勧められたぐらいだから、母の心に一番残っているのだろう。(いろいろな思った)これを聞いて、『ああ無情』を読みたくなってきてしまった。私の妹は、『サンタのおもちゃ工場』という本が好きだ。妹は、この本を年長から愛読しているそうだ。(聞いた話)また私は、
「絵本をよく一年も読めるね。あのさぁ、それで・・・。あきないの?」
と聞いてみたら、
「サンタさんが楽しそうで、何回読んでもあきないよ。・・・お姉ちゃんも読んでみる??今本棚にあるから。」
とくすくす笑って言っていたから、きっと妹にとっては、とても良い本なのだろう。(いろいろな思った)私も一回読んでみようかなぁ、でも妹に見られると恥ずかしいから後で隠れて読もうかな、とも思った。
 このことから、本を何回も読んでいると、おもしろさがよく分かってくることが分かった。もう一つ、私ももっともっといろいろな本を読んで、孔子のようにとじ糸を3回も切らすほど愛読しようという目標ができるということも分かった。

   講評   kiri

 
かおりちゃん、こんにちは。
 さっそくパソコンから送ってくれたんだね。速くてびっくり! しかも、内容も、とってもいい作品だったので、さすが、かおりちゃんだなあと思いました。
 要約もとってもよくできていたね。これでいいよ。
 かおりちゃんが何回も読んでいる本は『麻薬探知犬アーク』なんだね。ほかにも、犬系の本をたくさん読んでいるね。本のいいところは、かおりちゃんも書いているように、「まるで私が本の中に吸い込まれたように」なるところだね。
 お母さんや妹さんに聞いた話も、会話を入れながら、うまく書けたね。その時の状況が手に取るようによくわかったよ。「ああ無常」も「サンタのおもちゃ工場」も、その人にとって、一番大切な話なんだろうね。誰かにとって一番の本が、自分の一番になるとは限らないね。人それぞれ、一番の本があるということもおもしろいね。人それぞれ、感じ方が違うということがわかるね。ちなみに、先生は「小公女」が大のお気に入りでした。いま、また、読んでみたらちがった感動を受けるかもしれません。
 最後は「わかったこと」が書けたね。読むたびに、別のおもしろさが発見できるから、同じ本でもくり返して読んでみたくなるんだよね。かおりちゃんも、孔子のようにとじ糸を3回も切らすほどの愛読書がこの先いくつ見つかるかな? 楽しみだね。


「?」や「!」のあとは、ひとマス(スペース)あけようね。

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