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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   神話   ほり内

 世界中には、神話がある。例えば、ギリシャ神話、日本神話、中国の神話、エジプトの神話など様々な神話がある。これらの神話は、大抵、万物の長として、ゼウスなどのような大神とその回りに仕える神々の話で、今読むと、「ありえねー」という感想を持ってしまう。しかし、それは神話がある国の人々は、どうして自分たちの住んでいる土地に自分たちがいて、また、どうしてこの世界が存在するのかという「疑問」をなんらかの形で納得しようと思った結果、このような神話が作られたのだ。それは、例えば、現在、分からないところを自分で偽りの考えでも納得させる学生などに似ていると思う。今、科学技術は急速に発展しており、地球についていろいろな事が分かってきた。それに反比例して、神話の話は衰退していった。
 だが、私たちは、物語的説明の重要性も見なおしていくべきだ。
 そのための方法は、子供時代の感性を大事にしていくことだ。子供は時々大人をびっくりさせるような奇抜で、独特な意見をいうときがある。私も幼稚園の頃、転んで泣いた時に、痛いから泣いたのではなく、服が汚くなったから泣いたらしい。(笑)(実例)こういった子供時代に抱いた独特の意見をばかにするのではなく、むしろ、尊重すべきである。
 また、幼児期から科学的な説明をしないことも大切だ。小さい頃から英才教育を受けさせようと思って、子供の話を無視して、科学的な説明をしてやっても、成長したら、つまらない人間になっていると思う。
 確かに、科学的な裏づけを持たずに神話的説明に頼るのは難しい。しかし、「世界は球体ではなく、巨人の巨大な手が支えているのである。」(自作名言)の様に、神話や物語の世界を大切に思うことは大事である。

   講評   jun

 このテーマは、これまでにも長文で読んだことがあると思いますが、科学的な根拠がないからと言って、物語的説明を軽視するのは間違っていますね。子供の「なぜ?」に答えるとき、科学的な説明だけではなく、物語的説明のできる大人でありたいですよね。そのための方法を二つ挙げることができました。子供は、毒されていない豊かな感性の持ち主だからこそ、独特の奇抜な発想ができるのでしょう。そういった子供の感性をむしりとることなく、大事に育てることが大切ですね。そうすれば、遊び心のない、つまらない人間になってしまうことはないでしょう。
 結びは、反対意見に対する理解を示し、自作名言を引用してまとめることができました。これは、ほり内君らしい自作名言ですね。巨人の手に支えられた地球が映像として浮かんできます。(笑)
                                

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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