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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   社会主義傾向を強めよう!   魑魅魍魎

 今日の日本の経済は資本主義傾向を強めていこうとしている。小泉首相がそういった考えだからだ。私の考えでは資本主義で生きていくには相当大変だと思う。「人間は1%の才能と99%の努力」という言葉があるけれどもそれはきっと違うと思う。例をあげて考えてみると才能がもともとある人「A君」と才能が全然無い人「B君」。これはスタートの位置が違う。そして人間は行動時間が限られている。二人が同じ努力をするだけでは絶対にB君はA君に勝てないのだ。仮にB君がA君の倍の努力をしたとしよう。しかし追いつくまでには相当な時間を必要とするしその間にA君はほかの知識をつけることだってできる。才能がある人と無い人ではスタートの位置が違い有利、不利が生じるのだ。これを変えようとしても変えることができない。これを平等に扱うには社会主義傾向をとったほうが良いと私は考える。このまま資本主義化が進むとすれば貧富の格差が多く出て、社会が2つに分かれてしまうといった問題が予想される。
 こうならないためにもまずは社会主義傾向を強めよう(対策)社会主義傾向を強めていけば貧富の差は減少する。しかしここで新たな問題が出てくる。怠け者は働かずして平等視されてしまうことだ。これもまた平等とはいえないのである。一生懸命働いている人と何にもしない人が同じご飯を食べるということには納得がいかない。社会主義傾向を強めるときに注意しなければならないことはいかにして怠け者を働かせるかというところにある。
 もう一つの対策として国が何とかするべきである。とはいっても一度社会党「社民党」が政権をとったとき(1994年)一度グラフは傾いたのだが村山総理の一言で社会党はどんどん荒廃していったのである。そもそも社会党のうりは自由と平等にあったのだが1995年阪神大震災が起きたとき村山総理は「一切国は補償しない。」といったために社会党は解散。非常に残念だ。今では党自体が解散してしまった。このような間違いは二度とあってはなららいと思う。本当に国民のことを考えているのなら・・・。
 確かに自由にお金稼ぎができて努力すれば努力するほど地位があがるということはいいことだ。しかし平等という言葉の前では資本主義はちょっと違うのではないだろうか?2005年憲法は改正されるといわれているが、果たしてどのような憲法になるのだろうか?その憲法に平等という言葉が無ければ資本主義化をしてもかまわないと思うが平等という言葉がある限り地位の低いものを守るというを強めるべきではないだろうか?

   講評   jun

 「才能のある人とない人とではスタートの位置が違い、有利、不利が生じる」という点はそのとおり。少なくともスタート地点は同じである必要がありますね。機会の平等は大事なポイントです。貧富の差をなくすための対策として社会主義傾向を強めるのもよいけれど、単に貧富の差をなくしさえすればよいというものではないところに問題があるね。もう一つの対策は、「国が何とかするべきである。」となっていますが、ここはもう少し具体的に考えられるとよかったよ。村山総理時代の話は、歴史で勉強したのかな? くわしく書けたね。
 結びは、憲法改正問題にも触れながらまとめてくれましたが、大事なのは結果の平等ではなく、機会の平等だと言えそうですね。
                               

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