低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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管理と健康 いわさ
親の保護や管理が必要なこともある。有名な昔話の桃太郎は、おじいさん、おばあさんに優しい愛情を注いでもらったからこそ、鬼が島に行っても、返り討ちを喰らわなかったのである。それに僕は、親は子供を保護するためにいるのだと思う。子供を保護・管理して、物事がわかるまで教育するのは親の一番重要な役割である。
しかし、過保護や行き過ぎた管理はいけないことだ。僕は塾に行くとき、母親の車で学校までわざわざ迎えにきてもらっていた。そのせいかどうかは不明だが、中学に入った時にはすぐに息が上がってしまい、自分の体力の無さに、驚いてしまった。けれども、もう二年もほぼ休まず学校に行き、毎日早起きし、電車に間に合わせるために走っていると、いつのまにか体力がついていて、肺活量が去年より驚くほど大きくなっていた。
保護や管理はそれ自体がいいのでも悪いのでもない。大切なことは、それらが人間の成長に応じて適切になされることだ。保護や管理はただの方法で、人間の成長が目的だということを考えておくべきである。「大切なのは健康らしい外見ではなく健康自身である」という名言があるように体の中身の健康が一番大切だ。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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