国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然から学べ!! たけんぼ
「虫」
それは、人間にとって大切なものであり、あるときは、敵にもなる。この話は、人間の見方になる、ミミズについて述べている。このミミズというのは、土の中にもぐっていき、土をたくさん食べて、栄養豊かな土にしていく。これがミミズのしてくれる大切な仕事で、これがあるからこそ、今の農業は、このように発達してきて、おいしいものが作られるようになってきたんだなあとつくづく思う。
ミミズというものは土を耕してくれる。このごろでは化学肥料で育てるという方法もとられてきているが、化学肥料には、ただ何個かの成分しか含まれておらず、それ以外の成分はまったく含まれていない。これはなぜいけないかというと、たとえば、勉強の国語と数学を集中的にやる。そうすると、それ以外の教科は、全く手付かずになり、ぜんぜんできなくなってしまう。化学肥料も同じで、養分が偏っていると、その作物があまりよくできなくなるのだ。そして、この土は作物が植えられなくなるほどに荒れてしまう。しかし、ミミズのいる土は、常にミミズが養分を作っているから、栄養分の不足ということには至らず、いい作物が作れるのである。
もうひとつ、養分を含んだ土には腐葉土というものもある。腐葉土というものは、葉を腐らせて、作った土だ。実際に、こういう土にミミズを入れて育てると、大変育ちがよく、おいしい作物が作れる。しかし、化学肥料で作ると、あまりよくできないというのが現状で、その後もあまり作物を作れなくなってしまう危険もある。だから、こういう人工的なものより、自然的なものを使ったほうがいいのではないかなあと思う。
最後に、ただの虫だからといって、殺してしまったり、嫌ったりしては、いけないと思う。しかし、これらの虫を、おなかの中で飼育している教授もいる。そう、全部が全部悪い虫ではないのだ。今の時代の人は、そういう先入観にとらわれてきているのかなあと思うこともある。そして草にも同じことが言える。
「雑草だ、雑草だ。こんなの邪魔だ。」
という人にぜひこういってみたい。
「雑草とは、まだ、美点が発見されていない植物だ」
と。まだまだ雑草にはたくさんのいい点が見つかっていないから、かわいくないとか、かっこよくないとかという意見が出てくるのだろう。なんにでも人工的な生活をしていると絶対に、しっぺ返しがくるだろう。こういうものをなくすには、自然的なものを使えば、いいのだなあと思った。
講評 inoko
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