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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行列に並ぶのは我慢のうち   フィン

 今日の都市生活に欠かせない行列と言う社会現象がある。一般にモノやサービスの需要-供給関係に一定程度以上の不均衡があるところではどこでも行列ができる可能性がある。しかしながら、たとえ需要-供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、誰も列を作って順番をまとうとはしないだろう。さらにいえば、行列は用件をひとつずつかたづけるという近代的事務処理の発想に根ざしている。民主主義には一定の均質性が必要だが、行列を見ていると、工業社会が近代民主主義の母胎であることがよく分かる。(要約)
僕はこの行列に対しての考え方にはとても共感できる。理由は自分も同じ気持ちで並んだことがあるからだ。それというのは僕が父さんとラーメン屋に行ったときのことである。そこのラーメン屋は激戦区にあっておいしいと評判の店で、いつも行列が絶え間なく続いている。その中に僕が並んでいったのは、ラーメンが好きでおいしいといわれている店のものを食べてみたいと思っていたからである。(体験)つまりこの行列は、日本人が比較的好きなラーメンと言う食べ物ほしさに、早く食べたいと思ってどんどんと詰め掛けてくることによってできたのだと思う。そしてこれはラーメン屋は一つ一つ作り、売っていくため、並んでいないといつになっても順番が来ないので、食べたいあまりにまるで車の渋滞みたいに列に並んでしまうことなのだ。
二つ目の理由としては、身分などによる順番の入れ替えなどが一切ないことだ。たとえば誰かが急をようするからとか、身分が高いからとかで優先順をかえていると、どうせ並んでもまた誰かが入ってくるので意味はないが、何も関係なしに並んだもん勝ちだと必ず待っていれば順番が来るかわりに並ばないといつまでたっても来ないので並んでしまうのは当たり前だと思う。テレビでも100m以上並んでいたのを見たことがある。僕だって欲しいものがあって、並んだ順なら早く並べるように努力するだろう。(笑)
 そこまでして並びたくないと言う人もいるだろうが、行列と言うのはそれを好きな人が集まってくるので並んでもいいという人が並ぶ。それだけでも行列はできてしまうものだ。(反対理解) 「 道は近くても、行かなければ到達しない。」という名言があるように並ぶのが嫌だったらいつになってもそれは手に入らないので、我慢して並べば手に入るのだから一日を費やしてもかまわないと思うことができればそれぐらいなんてことないと思う。僕はこれからも待ってもかまわないというような心をもちたい。

   講評   sato


著者の「行列」についての見解がコンパクトにまとめられていますね。
第二段落では、大変共感できる理由として、体験談を交えて具体的に書いたのがよかったです。ラーメン店の行列は、よくテレビでも取り上げられるし、社会現象でもありますね。また、行列の長さが美味しさのバロメーターにもなっていて、すいているお店はなんとなく敬遠したくなってしまう心理が働くようです。
第二の理由で「行列の公平性」を取り上げたのも、説得力がありました。
高橋君の指摘しているように、そこまでして並びたくない人は行列の先にあるものを体験することはできませんね。行列ができなくなってから体験するのでは、もう旬ではありません。この名言もすごくぴったりなものを選ぶことができました。待っても構わないほど手に入れてみたい、と思うような心をいつまでも失わないでいたい、と私も思いました。

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