国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   方言で「つるべ」   あしも

方言で「つるべ」
語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。漢語の場合には、それに使われた漢字が忘れられると、意味用法の転ずることが少なくない。ことに反し言葉では漢字でそう書くかを問題にしないから、意味を支持するものがないためにとかく変化しがちである。また、言葉の正しさを論ずる時にとかく語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会情勢の変化のために合わなくなるものが多い。社会は複雑になり、人の心理も単純ではなくなるから、語源の通りであることが正しいということになると、今の現実の社会には合わないことになる。結局、言葉に各人の言語意識によって動いて行くようである。そして、その言語意識を作り上げるのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれ出るようだ。(要約)
私は、「つり皮」が当たらないからと言って「つりビニール」にしたり、「枕木」が当たらないからと言って「枕コンクリート」にしたり、名称を変更する必要は無いと思う。なぜなら、これから先、何回材料が変わるのかわからないではないか。その度に一々名称を変更していてはキリが無いと思うからである。(複数の理由1)
それに、必ずしも名前と物がぴったりこなければならない、という訳でもないと思う。(複数の理由2)例えば、白雪姫は生まれた当時に肌がまるで雪のように白色だったので『白雪姫』という名前になった訳だ。しかし、もし成長して日に焼け肌が浅黒くなっても白雪姫は白雪姫のままなのである。
『できあがった規則をなんとか守ろうとするよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが真に規則を生かす道である』という名言の通り、この方が柔軟な考えであると思う。実態からかけ離れた言葉を使い続けるのも確かに問題である。(反対意見への理解)(名言の引用)
実態からかけ離れた言葉を使い続ける。実態が変わったからといってすぐに言葉の方も変える。どちらとも問題であるが、上手に使い分けるべきであると思う。

   講評   yuri

◆友葵ちゃん、こんにちは。もうすぐ長かった二学期も終わりですね。クリスマスやお正月など、楽しみな行事もすぐそこまで来ています!

●今回も感想文をうまくまとめられたね。時代とともにかわっていく”言葉”。”言葉”は文化であるのだから、かわるのは当然なんだよね。そうして、言葉と実体が合っていない例がたくさん出てくる…。
(複数の理由)は一つ目も二つ目も、わかりやすく書けているよ。「枕コンクリート」なんて言われても全然ピンと来ないし、友葵ちゃんがいうように、材料がかわるたびに呼び方をかえていたら混乱してしまうものね。

『白雪姫』の例もおもしろかったよ。よくおもいつたね(^0^)。最後の段落の名言もいい。「実態からかけ離れた言葉」とは、どんな言葉があるかな? そういう言葉を探してみてもおもしろそうだね。
★4週目の清書は、1週目の作文で四段落の(反対意見への理解)をもう少し詳しく書くか、2週目の”行列”の作文で第三段落を「山のたより」に書いていたように少し書き換えるか、どちらかにするといいと思います。友葵ちゃんがしやすい方で清書をしておいてくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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