低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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本の読み方 ペライア
本は、距離をおいて読まねばならない。早く読むことは自慢にはならず、それは、あまりにも著者の意のままになることか、あるいはあまりにも自己流に読むことか、どちらかになってしまう。しかし、本を読むことは、本と、またその著者と対話をすることであり、読書は精神上の力くらべである。本の背後にある著者の思想や生きかたと、読む自分の思想や生きかたと、この両者のたたかいなのだ。だから、読書は知識として早く吸収すればいいのではなく、その本との対話を通して自分なりに吸収していくことが大切だ(生き方)。
そのためには、自分の気に入った本を読むことである。他人が面白がって読んでいる本が自分にも面白いということは必ずしも一致しない。私は、皆が読んでいる「ロード・オブ・ザ・リング」の面白さが良く分からなかった。むしろ厚すぎて読む気がなくなったといっても良い(笑)。読書でも勉強でも、 そのためのもう1つの方法は、もっと余裕を持って取り組めるような環境をつくることだ。。現在の受験勉強は時間内にすばやく解くことが要求されすぎるように思う。「読書百遍、意自ずから通ず」という言葉があるが、まさにそういうゆとりが必要だと思う。
確かに、現代のように情報が豊富な時代にはすばやく取捨選択する能力も必要だ。しかし、私はもっと自分なりに消化する読み方をしていきたい。
講評 kira
ペライアくん、こんにちは。試験は終わったようですね。これから冬休み、年末年始にかけて、まだまだ多忙な時間が過ぎるのでしょうか。
ところで、進級テストの12.1週に取り組んでくれたのですが、教材が違っているようです。ペライアくんは「ルピナス」。書いてくれた内容から察して、ルピナスの2の教材を選んでしまったのではないでしょうか。
二段落目と三段落目の境目が不明確になっています。気をつけようね。
構成はばっちりです。もう少し自分の読書体験などを詳しく書き込んでいくと、目標字数が達成できたね。
ベストセラーといわれる本でも、読み手によっては心に響かないものもあります。人それぞれ、同じ人は二人といないのですから、あたりまえですよね。それを世間の評判に左右されて読んでいくのはつまらないことです。
確かに、さまざまな本が出版される今日。選び分ける能力がなくては時代に後れる心配もあります。しかし、自分をかえてくれるような一冊は、そんな取捨選択からは出てこないような気がしますね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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