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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   方言で「つるべ」   フォルテ

 漢語の場合には、それに使われた漢字が忘れられると、意味用法の転ずることが少ない。例えば、「結構」は、もとの建物や文章の配置構成を意味する語だが、「立派な結構」「見事な結構」というようなほめ言葉から転じて、立派だ、見事だという意になったのである。結局、言葉は各人の言語意識によって動いて行くようである。
 僕は今使っている言語を変えない方が良いと思う。その理由の一つ目は、一々名前を変えていると混乱が起こるからである。例えば下駄箱のように、いろいろな靴の種類を入れる所の名前が、スニ−カ—箱やスリッパ箱や海用靴箱や会社用靴箱などに分かれていたら、困るからである。
 理由の二つ目は、分かりやすいからである。今のようなスニ−カ—箱やスリッパ箱のように分けられたら昔の人は困るからである。だから、一々言葉を変えずにそのまま下駄箱やつり皮や枕木で良いと思う。それに今でも枕木の物もあるし、枕コンクリ−トの物もあるから、名前を変えなくて良い。
 確かに今使っている言語を変えるのは良いと思う。名前を変えれば、良く分かるし、すぐ想像がつくので、言語を変えるのは良いと思う。「存在するものには、良いとか悪いとかをいう前に、すべてそれなりの理由がある。」(名言)と言う名言があるように、名前を変えるにしても変えないにしてもそれなりの名前を付けた理由がある。でも名前を変えていくとややこしくなるので、変えないほうが良いと思う。

   講評   nanako

今年最後の感想文もその日のうちにしっかり書き上げてくれましたね。一年間(8ヶ月かな?)ほんとうによくがんばったと思います。
●要約:少し短かったけれど、内容的には大事な部分がしっかりおさえられました。最初の文は、「転ずることが少ない」ではなく「転ずることが少なくない」だね。
●意見A→理由1、理由2→反対意見への理解→意見Aの流れは、もうすっかり身についているね。
言葉を次々に変えて行くのは良くないという意見で二つの理由を挙げてくれましたね。
「一つ目(二つ目)の理由は・・・である。」と理由を明確にしたあとで、具体例を書けるようになってきたね。こうするととても読みやすくなります。下駄箱の例は、分かりやすくいい例だね。材料が変わるたびに、名前が変わっては混乱するし、特に年配の人には分かりづらくてたまらないでしょう。やはり慣れ親しんだ言葉を使うほうが使いやすいものね。
名言を引用しながら「確かに名前を変えればよく分かり、すぐに想像がつく」という反対意見への理解もしっかりできました。
ふだん何気なく使っている言葉も、このように「言葉の変化」について考えてみるとおもしろいね。

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