創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勉強の種類   ポテチ

 がんばることが大好きな日本人は、さまざまな場面で「努力」「勉強」などということばを好んで使います。学生時代は、人間がこれまで築いてきた文化の基本をひろく学び、自分自身の生き方を考える時でもあります。まさに学校の授業を通じてなされる「勉強」の大切な点はここにあります。みなさんの進む方向がそれそれちがうように、「勉強」の目的も人によってさまざまでしょう。「勉強」とは、それ自体が目的ではなく、あくまでもそこへ行きつくための手段にすぎません。大切なのは、何のために学ぶかです。したがって、学生時代とはこの課題を「勉強」を通じて考えていく、いわば自分探しの旅の始まりにもたとえることができるでしょう。(要約)
 私の考えの中で、勉強は二種類ある。一つは暗記する勉強で、もう一つは考えたり自分で答えを見つける勉強だ。主に暗記する勉強には社会の歴史、算数の公式を覚えることがある。また、考えたり自分で答えを見つける勉強には理科の実験などがあげられる。私はどちらかというと考えたり自分で答えを見つける勉強のほうが好きだ。
 しかし、勉強の種類はやり方によってかわると思う。つまり、やり方によっては社会の歴史や算数の公式が暗記する勉強でなく、自分で答えを見つける勉強にかわるのだ。例えば社会の歴史でも一方的に教えてもらうだけでなく博物館にいって詳しく調べたり、実際に自分でその時代の暮らしを体験してみるというようなことをすれば暗記した時より多くのことが分かる。また実際に暮らしを体験したりすると、その時代の人の気持ちが分かり覚えやすくなる。算数の公式でもただ暗記するだけでなく、なぜその公式で求められるかを考えたりすると少し努力しただけなのに、まるで魔法にかかったようにその公式を忘れることがなくなる。
 また、理科の実験でも少しやり方をかえれば暗記するのと同じになってしまう。例えばクラスで実験したとする。しかし先生が実験方法を全部指導して結果をだしてもそれは決して自分たちでだした結果ではなく先生がだした答えだと私は思う。自分たちでだした結果とは実験器具の使い方などは先生が教えたとしても方法は自分たちで決めて結果をだした実験だ。こんな小さな違いでもかわってしまうのだ。(前の話)
 人間にとって勉強とは将来のために身につけなければいけないものなのかもしれない。しかしやり方によって勉強が楽しくなったり、いつまでも覚えられないものとなる。だから私はできるだけ自分で答えを見つけていこうと思う。

   講評   jun

 勉強を大きく二つに分類し、その分類をもとに、具体例を挙げながら勉強について考えることができました。歴史や公式は暗記する勉強だと思われがちですが、勉強の仕方によっては、より深い勉強になりますよね。逆に、考えながら答えを見つけ出すような勉強もやり方によっては、形だけの勉強になってしまうこともありますね。勉強とは、確かにいつでも楽しくできるというものではありませんが、できるだけ自分の好きなスタイルで前向きに取り組むことが大きな成果に結びつくのでしょうね。
 自分で考え、自分で答えを見つけていくことはとても大切なことです。これからもますますがんばってくださいね!
                               

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