創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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わたしの味覚は。 梅好き
「うぇっ、まずいよ。」
一口、口にふくんでみた。みんながおいしそうに食べていると、なんだか自分も食べたくなってきたのだ。初めて見る食べ物だったから、外見はとてもおいしそうに見えた。でもわたしの予想は、当たらなかった。ん、何この味。まずいしか言い表せない。とにかくまずいのだ。もう一生口にしたくないほどだ。そのときわたしは、みんなの味覚は、おかしいと思った。だってこんなにまずいもの、わたしにはたとえ死んでも好きとは言えない。しかしわたしが好きな食べ物を、きらいと言う人がが多いのだ。みんなとわたしの味覚は、大はばにちがう。一ぱんの人達の味覚はたしかに少しずつちがうが、わたしのはぜんぜんちがうみたい。
わたしのおいしいと、思えるものはたくさんある。生がきをぽんずをつけて食べると、とってもおいしいと思える。梅ぼしにさとうをつけるとやっぱり、おいしいと感じる。それにまぐろとなっ豆はとってもあってこれもまたおいしいと思う。でもみんなは、まぐろになっ豆はあわないというのだ。これもまたわたしと他の人との味覚のちがいが出てくる。わたしは、だいたい和風のほうがおいしいと思うけれども、だいたいの人は、洋風のほうがいいと言うのだ。よっぱりわたしの味覚はおかしいのだろうか。と時々思い出したように思う。
母のおいしいと思うものはビールやワインだそうだ。やっぱり大人はお酒が好きなのだろうか。しかし答えはNOだ。父はあまりお酒を好まない。別にきらいなわけではない。けれどあまり飲まないのだ。弟はすっぱい食べ物とかつだ。なんとなく好きらしい。すっぱい食べ物わたしと同じだ。でもかつとはまたどうしてなのかわからない。みんな共通で好きな食べ物は、ミートソースのスパゲティーだ。小さいころはおいしいと思って食べていた。でも今のわたしは好きには、なれないのだ。
みんなおいしいと言っている食べ物をわたしはまずいと思い、みんながまずいと思う食べ物をわたしはおいしいと思う。わかったことはわたしとみんなの味覚は逆なのだ。もしかしたら神様がまちがえてわたしの味覚だけ変なものにしてしまったのかもしれない。でもそんなのもいいのではないか。とわたしは思う。
「うぇっ、まずい。」
まさにわたしの味覚は世界一。
講評 jun
むずかしい課題が続きましたが、毎回全力投球でがんばることができました。
来学期も、この調子で勉強を進めていきましょう。
2004年も優ちゃんにとってすてきな一年となりますように!
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