国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   始め良ければすべて良し   ナッチ

 「明けましておめでとうぅ!」
朝起きていきなりそんなことを言ってみた。
「へ?」
だが家族の反応は冷たかった。(笑)
「え、だから明けましておめでとうって言ってんの。」
「あぁ。おめでとう。」
といって普通に新聞を読んでる。
「お年玉は?」
私のお正月の唯一の楽しみお年玉。今年は二万五千円ほど見こんでいた。(全部合わせて。)だが、
「ん、あぁ。それならもうちょっと待って。」
なんで?お年玉は普通なら元旦にもらう物なのに!うちは、お年玉の常識はないのだろうか?!そして私の大嫌いな「おせち料理」が出てきた。
「相変わらずまずそうだなぁ。そうだあれ飲もう!」
私の家では、いつの間にか変な規則?ができている。それは、毎年お正月に前もって冷やしておいたコーラを飲むと言うことだ。しかも年の一番はじめに。
「お母さん。コーラ飲むよ。」
といって冷蔵庫からコーラを引っ張り出した。でもおせちとコーラは…正直言って合わない。
「いただきまぁす。」
私がおせちのことが嫌いな理由は、まずいからである。例えば黒豆は食感が気に入らない。それに少し甘いのも嫌だ。それと、ニシンの昆布巻きは、嫌なものが、ユニットを組んだような感じだ。でもそんなおせちでも好きなもがある。数の子が私のおせちの中で好きなものである。プチプチした食感と、あの味がなんとも言えない。それと田作りも結構気にいってる。でもおせちの中の一つ一つに、ちゃんと意味があるらしい。昆布は、今年もよろこぶという意味で、黒豆はマメに働くという意味らしい。昔の人は結構ユーモアのセンスがある。
 「わぁぁ。すごいね!」
私がこの一二年間生きてきた中で一番印象に残ったお正月は、結構前の三歳(?)の時のお正月だ。近くの空き地で、兄弟三人と父で凧上げをした。他にも沢山凧上げをしている人達がいて。よく
「ぶつからないように気をつけて。」
と言われていたことを覚えている。でもその頃は一番ヤンチャでよく話を聞かずに一人暴走していた。そして人に当たって、ビービ—泣いていた。その頃はまだおせちなど食べれなかったので、お寿司にしいた。そして、イジを張って、
「お母さん、わさびの乗ったの食べたいぃ。」
と言って食べようとした。
「だめだよ。わさびは辛いから、あんたはまだ早いのよ。」
と母に言われた。だが、わがままなので、
「やーのん。」
といって反撃した。やーのんと言うのは、私が考えた、ダダをこねるための言葉である。
「だめだって。辛くて泣いちゃうよ。」
「………。やーのん…。」
「…。ま、いっか。」
母は仕方なく許可してくれた。
「わーい!」
そして、わさびを抜かないで、そのままバクッと食べた。
「……。」
私は後悔した。辛い…。
「…ほら。言ったじゃん。」
でも私はまけじと、
「だ、だ、だ、大丈夫…だもん。」
私は、皆に笑われた。でも、その辛さが癖になったのか、悔しかったのか、
「もう一個食べる。」
と言ってお寿司に手を伸ばした。
「もうやめなさい!」
母は顔を鬼にして止めた。そんなことを覚えている。
 人間にとってお正月は、心を新しくしたり、新しい目標を立てたりする、大切な行事である。何事も始めよければすべてよしということである。
 年の始めは「明けましておめでとう」だが、大晦日にはなんというのだろうか?(書出しの結び)

   講評   jun


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