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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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2004年のお正月 ラブリー
2004年のお正月
今年のお正月は、いつもと違う。家でおとなしく2004年を迎えた。
いつものお正月は、いとこの家に行っている。家族で鎌倉へ鐘をつきに行くこともあるが、最近はいとこの家に行って、いとこと一緒に鐘をつきに行くことが定番になってきている。そして、お正月で親戚が集まると、お年玉をもらいに行くのだ。
でも、今年のお正月は少し違う。年越しそばも食べたし、紅白もカウントダウンの番組も見た。これはいつもしていることだ。ただ、一つだけ違うことがある。それは、いとこの家にいないことだ。騒いでいるいとこもいないし、鐘をつきにお寺にも行っていない。ずっと家にこもっていたのだ。冬休み中はほとんど外出していない。入試にむけて勉強しなくてはならなかったので、まるでひきこもりのようだった。
前、鎌倉へ鐘をつきに行った。とても寒いのに人はたくさんいるし、電車も満員でお正月ムードがただよっていた。
お寺に行くと、もうすでに人が並んでいた。少し並んでいると、
「ゴーン」
最初の人が鳴らし始めた。でも、まだまだ順番は回って来ない。何気なく空を見ると、星が見えた。父が
「冬の大三角形だ。」
私はまだ2年生ぐらいだったので、冬の大三角形を知るはずもない。でも、それがとてもきれいに見えたことがとても印象に残っている。
とうとう鐘を鳴らす番が来た。私は、父と鳴らした。ちゃんと鳴るか心配だったが、父がほとんど鳴らしていたようだったのでとても大きな音がした。頭にとても響くような感じだった。
人間にとってお正月とは、一つの区切りの年でもあり、1番始めの大切な日だと思う。「始めよければ全てよし」ということわざがあるように、年の1番始めに幸せな気分になれれば、その年は幸せな1年になれるだろう。いとこと騒いで新年を迎えるのもいいが、家でおとなしく新年をむかえるのも悪くはない気がする。(書き出しの結び)
講評 nara
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