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　　　やっとすべれた上級コース　　　デイジー

わたしは12月28日の朝の四時におきてスキーに行くよういしました。
（ねむいな〜。）
と思いましたが、お母さんは三時におきたそうです。おねえちゃんの顔を見るとやっぱりねむそうでした。そしてみんなで車にのりこみました。おかあさんが、
「わすれものない？」
とみんなに聞きました。わたしたちは、
「ない！」
と言いました。去年はお父さんがわたしのくつをわすれてしまったのです。こんどはわすれものがないようにしゅっぱつしました。七時になったころわたしは、
「まだ、なえばじゃない？」
とお父さんに聞きました。お父さんは、
「九時三十分ごろにはつくよ。」
と教えてくれました。そのあと、おねえちゃんがおかあさんに、
「おなかすいた〜。」
と言ったのでお母さんは、
「つぎのサービスエリアに止またらあさごはんにしようね。」
と言いました。見てみるとおねえちゃんはうれしそうな顔でした。上里サービスエリアつくとおねえちゃんは、
「空ふくだったんだ。おあなかぺこぺこ〜。」
と言って、コンビニで買ったおにぎりをパクパク食べました。わたしもおにぎりを二こ食べました。それから二時間くらいたってやっとスキー場につきました。ここからがたいへんです。まずホテルにチェックインして、にもつはこびをして、きがえて、それからやっとゲレンデに出ることができます。一日目からいい天気でいっぱいすべりました。四時にへやに行きました。わたしは、
（部屋は広いかな？）
とウキウキしていましたが、せまかったのでガッカリしました。まどを見てみるともうくらくなっていました。みんなつかれていたのでこの日はホテルのレストランで夕食をしました。ごはんを食べてへやにもどると、すぐねむくなってしまいました。
次の日もいいお天気だったので、ドラゴンドラというせかいさい長のゴンドラにのってとなりのスキー場までいきました。ゴンドラにのっていた時間は十五分くらいです。となりのスキー場はなえばよりせまかったのですが、きれいなみずうみがあったのでみんなでしゃしんをとりました。わたしはまるで風のようにはやくすべれるようになりました。おねえちゃんはゆっくりすべるので、いつもわたしがぬかしてしまいます。お母さんが、
「めぐちゃん今年はずいぶんうまくなったね！きょ年まではこわがってあんまりスピード出せなかったのに、今年はすごいね。」（長い会話）
とほめてくれました。わたしは、
（うれしいな〜。）
と思いました。この日は車で外に食べに行きました。ちゃんこなべのお店でした。わたしはおなかがすいていたのでいっぱいごはんを食べました。
その次の日は朝から大ふぶきでした。ゲレンデに出てみると、前が見えませんでした。スキーのいたをはいてリフトにのると、よこからふぶきがあたってリフトがグラグラゆれました。わたしは、
（こわいな〜、おちないといいな〜。）
と心ぱいになりました。雪が顔にあたってとてもいたかったです。リフトからおりるとわたしは、
（すべれるかな？）
とこわくなってきました。でも、下までおりないとホテルにも帰れないのでがんばってすべってみました。前がみえないのですべるのにとてもくろうしました。雪で顔がこおったようになって、いたくていたくてなきたくなりました。下までおりるのにいつもよりすごく時間がかかってしまいました。やっとホテルに帰れたとき、わたしは、
「ふー、つかれたもうやりたくない。」
とためいきをつきました。この日は、スキーをあきらめておみやげを買ったり、テレビを見たりしました。でも三時ころになるとはれてきたので、おねえちゃんとお母さんが、
「もう一回すべらない？めぐちゃんもいしょに行く？」
と聞きました。わたしは、
「今はいかない。パパとグッドラック見おわってから行くね。」
と言ったので、二人で行ってしましました。一時間ぐらい田ってやっとお姉ちゃんたちが帰ってきました。わたしとお父さんは夕食の後ナイターに行きました。ナイターだとわたしのゴーグルはひかりがいろんな色に見えてとてもきれいでした。
　次の日はもう帰る日なので少しすべろうと思いました。リフトにのり、上まで行きました。そして男子スラロームというすごくむずかしい、でこぼこがたくさんある上級コースをすべりました。ちょっとすべったそのとたん！ザーザーザーザーとすべりおちてしまいました。なんどおき上がってもころんでばかりいて、もうとちゅうでいやになってしまいました。見てみるとお父さんも落ちていました。わたしは立ち入りきんしのところに入ってしまいそうになったので、
「たすけて！！」
とお母さんに大声で言いました。お母さんがすぐ来てくれたのでわたしは、
（ふー、たすかったー。）
とほっとしました。その後も何ども何どもころびましたが、こんどは一人で立てました。お母さんが、
「あっちのほうがいいよ。」
と左のほうをゆびさしました。わたしはゆびさすほうにすべって行きました。見てみるとストックがまがっていました。わたしは、
「ママー、ストックまがっちゃったよ。」
と大声てさけびました。お母さんが、
「そのまますべっておいで。」
と言ったのでわたしはそのままおりていきました。やっと下までおりたときはもう二時になっていました。わたしは、
（もう帰るの！まだすべりたいな。）
と思いましたが、おおみそかだったのでもう帰らなければなりませんでした。わたしとおねえちゃんは、車にのりこんでおとうさんたちが来るのをまちました。帰りの道はすいていたので、横浜までスイスイ帰りました。
　来年は上級コースもビュンビュンすべりたいです。

　　 　　　　　　　　　　　　　

　　　講評　　　nara

時間をかけて大作を仕上げられたね。今までの最高（さいこう）字数かな？　もう手書きよりも、パソコンの方が進めやすいというところまできたようだね。かわいいイラストも見つけて、うまくはりつけられた。この形で仕上げたものを、プリントアウトしてまとめると、デイジーさんのすてきな作文集がすぐにできあがりそうだよ。
　中で１日だけ、天気が悪かった日があったけれど、たくさんすべれた３日間だったね。ずいぶんうまくなっただろうなぁ。おねえちゃんよりも、もしかしたら「どきょう」があるのかな。ほめられて、もっともっとうまくすべりたくなったでしょ。
　ずいぶんじょうずになったけれども、上級コースではたいへんだったね。大人のお父さんもころぶくらいだから、デイジーさんがころぶのもむりないかもね。でも、今まですべることができなかったコースだからこそ、うまくすべれたときのうれしさは特別なのだと思うよ。来年、上級コースをすべれたときは、今年以上に自信がつくのではないかな。
　書き出しかまとめに、きれいなゲレンデの様子をせつめいしておくと、いい感じの作文になりそうだね。
　★　私の心の中に、きらきらと光るゲレンデがうかんできました。（まとめ）
　「！」「？」の後は１マス空けよう。ただし、とじカッコが続くときは、空けないでいいよ。
　★　「もう一回すべらない？　めぐちゃんもいっしょに行く？」