国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   グリコ   うえっピ

「それでは、日直さんお願いします」
「はい!  さようなら。」
「さようなら!」
今やっと学校が終わった。みんな一斉に教室を出た。
「やっと終わった〜。」
「帰りはグリコしていこ。」
「いいよ、康貴の家までね。」
「じゃァ速くいこ!」
ぼくと優大と周平は、走っていった。途中、
「あっ先生だ!」
「走ってるの見たら怒るだろうな・・」
「怒られる?じゃっじゃぁ歩いていこう。」
「ok」
ぼくが「歩いていこう」と言った理由は、
怒られるのが怖いのではなく、時間がなくなるからだった。
「あっ、いっちゃった。」
「じゃぁ走るか。」
「ok」
そして、下駄箱についた。靴を履き替え、学校の門をでた。
「それじゃ、じゃんけんぽん!」
優大と周平が二人して勝った。
「パイナツプル。」
「じゃんけんぽん。」
またぼくが負けた。
「パイナツプル。」
ぼくがなぜ弱いか、それはグーしかだしてないから。
(負けてばっかじゃラチがあかないから、違うのを出すか。)
「じゃんけんぽん」
一応チョキを出した。すると、相手は、
「やったー勝った!」
「・・・・・・・・」
なぜか負けてしまった。
(まぐれまぐれ。)
と思いながらもう一度、
「じゃんけんぽん。」
また負け、また負けまた負け。まるでぼくの出そうとしているのをよんでるかのようだった。
(これじゃぁ進めない・・・あっそうだ。)
「じゃんけんぽん」
「やっと勝てたぁ〜。」
ぼくは、始めの一歩を踏み出した。いま、グーを出したのだ。今度はなかなか負けなかった。いままでグーチョキパーと順番に出していたので負けていたから一回戻してからまた順に出していったのだ。信号に近づいてきた。ぼくの家は、信号を通ったらすぐ見える。
近づいたがまだグリコは続けている。なぜかというとゴールはぼくの家だから。
(このまま行けば勝てる。)
と思ったのもつかの間、いつのまにかぬかされていた。どうやら、無意識のうちにグーだけ出していたようだ。
(やばい〜速く勝たないと。)
「じゃんけん・・・・・・・・」
(えっと〜グーを出してたから・・・・・)
「ぽん!」
ぼくはあわててチョキを出した。  勝てた。
ぼくと優大と周平の差はすこしだったので、何とか追いつけた。信号についた。信号はみんなでじゃんけんせずに渡った。勝負は同点に終わった。勝ちもいない負けもいない楽しい戦いだった。
「バイバイ康貴。」
「バイバイ。」
「バイバイ二人とも。」
ぼくはエントランスのドアを開け家に飛び込んだ。
「ただいまぁ〜〜!」

   講評   siro

 「グリコ」は先生も小学生の頃よくやっていました。「グリコ」「チヨコレート」「パイナツプル」と、じゃんけんして勝った人がその文字数だけ進めるという遊びですよね。康貴くんは無意識のうちにグーを出してしまうんですね。先生は、勝ったときにたくさん進める「チョキ」か「パー」をよく出していた記憶があります。計算高い子供でした。(笑)

 学校からの帰り道の話を、友達との会話を入れながら順序よく書いていくことができましたね。最後の「ただいま!」という終わり方もよいです。
 「まるでぼくの出そうとしているのをよんでいるかのようだった」とたとえの表現を入れることができましたね。

 学校から家までの、わずかな時間の中での出来事を作文にできたことはすばらしいです。
 目標の字数をクリアすることができましたね。


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