国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   サンタさんはいる!   PINPA

 大人に近づくと『習慣』つまり何がありで、何がありではないかをよく知るために世界そのもの慣れっこになってしまう。だから、世界を分かりきっていると思う大人がいるのだ。そのうえ、わたしたちは子どものうちに、この世界の驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、わたしたちは大切な何かを失う。(要約)
 「えーー!居るわけないよう。」
いま、私達が何を話しているかというとサンタさんの話だ。ただいま、サンタさんはいるんだ派といないんだ派との間で激戦が繰り広げられている。まるで、ネコとイヌの戦いのように激しく反論していた。
 私はもちろん、いるんだ派だ。私の仲のいい友達は5人いる。そのうち、4人がいるんだ派だ。でも、いないんだ派の1人はとても頑固なので私達の意見を、そう簡単には通さない。ドアをぴしゃりと閉めて決して開けてはくれないのだ。
「サンタさんは、いないのだよ!ママがやっているのだよ!」
といないんだ派が言う。
「違うよ!サンタさんは信じている子の所にしか来ないのだよ!」
と私達も負けずと言い返す。
「だって、ママにサンタさんはママでしょう?って聞いたら、そう!って言われたもん。」
と言い返された。ヤバ。でも、とにかく私達は違うと否定した。結局、この戦いは引き分けのまま終わった。
 朝日小学生新聞こと朝小には毎日載っている小説があった。そのお話はサンタの話だった。私はその話の最終回の一部分に気になる言葉がある。それはこのようなことが書かれていた。いつか、時間がたっていくとサンタではなくお母さんやお父さん、両親がサンタの代わりにプレゼントを上げるかもしれないという所だった。
 まったく、その通りかもしれない。いないんだ派の友達の家はみんなサンタを信じていないからお母さんたちがあげていたのだと私は信じている。
 私の回りの友達はほとんどサンタさんを信じていない。なぜ、信じないのだろう?とても疑問に感じる。サンタさんはいる。夢があるではないか。みんなは大人になっていてサンタさんが家に入れるわけがない。などといろいろ考えそれはお母さんたちなのだと考えるのだ。
 そう考えると私はトーマスのように世の中まだ何がありで何がありではないかということが分かっていない2,3歳の子どもなのかもしれない。
 知識が増えても深く考えずサンタだと考えるというより信じた方がいいと私は思う。人間には全部を固く信じるよりも小さい時のように何かを科学的に考えないことも必要ではないか。これからはサンタさんがいると考えてみないか。

   講評   mako

 いいね。私もPINPAさんの意見に大賛成(^o^)丿
 世の中には、科学で説明できないことがいっぱいある。説明できないからそれは存在しないなどとは言えないはず。
 友だちとのサンタ論争のできごと、さらには朝小のサンタの小説といい、長文に合った話題を見つけてくるのがとてもうまい!! 友だちとのやりとりは目に浮かんできそうなぐらい生き生きとした会話文がとてもいいです。小説については、気になったところをあげ、それについて自分の意見を述べているところがすばらしいね。こんなふうに体験したことや本で読んだことをいろいろなところで思い出して結びつけて考えてみるのはいいことね。どんどん世界が広がっていくみたいね。
 ソクラテスのように「私には知らないことがたくさんある。」ということを知っている人は案外少ない。おとなになると何でも知っている、わかっているつもりになって無限の世界をせまーくしているんだね^^;

 


★つまり何がありで、⇒つまりこの世界では何がありで、
★よく知るために⇒よく知っているために、おとなは
★この世界の驚く能力⇒この世界に驚く能力
★負けずと⇒負けじと、負けずに

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