国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   想像の世界   ハッピー

 まさか、ソフィーは世界をわかりきったものだと思っている人間の仲間ではないだろう。想像してみて欲しいのだが、ソフィーは森を散歩していて、突然宇宙船の上の火星人を見つける。ソフィーは考える。ソフィーは宇宙のある惑星の上を動いていることは知っているが、宇宙はなんであるのだろう?これに気づいたなら、ソフィーは自分をおかしなものと、深く感じるのである。——もう一つ想像してみよう。ある朝、パパ、ママ、小さなトーマスが朝食を食べている時、パパがいきなり宙に浮く。それを見たトーマスは、世界の何がありかなしか学んでいないからいつもの様にびっくりする。しかし、ママは『人は空を飛ばない』と学んでいるから、大きい声で叫ぶのだ。私たちは、子供のうちに世界に驚く能力を失い、それにより大切な何かを失う。(要約)
 「ねえねえ……。これって何?なんでこうなの…?」
私の弟は、小さい時、いろんなことを聞くので、私や父、母は必死にそれに答えていた。まだ、小さかったから、しょうがないのだが、さすがにイライラすることもあったのである。私が何かを書いていると、シャープペンシルを指差して、
「なあに?これ。」
と、聞くので、
「あのね、こ・れ・は・シャーペンっていうの。わかった?」
そう答えると、今度は、
「それって何に使うの?」
と、まるで首振り人形のように、弟は首をかしげる……。
「……もう!!ちょっとは静かにしてよ。これは文字や、絵を書くときに使うの!!」
逆に、聞いてきた時、無視をしていると、
「おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、おぉねぇちぃやぁん!!」
だんだん、ボリュームが上がっていく。——とにかく大変だったのだ。
 と、いう私も、小さい時は、弟といい勝負ぐらい、しつこく聞いていた思い出がある。ずいぶん前なので、その時の気持ちははっきりは思い出せないが、とにかく自分の周りがどんどん不思議に見えてくるのだ。あっちには、矢印が動く変な機械、こっちにはボタンを押すと映像が出てくる四角い物、そっちには、黄色い丸い物がプツプツ付いている食べ物……。
「何?これなに??」
と、聞くのも無理は無い。こうして、いろんなことを学んでいくのだから。こんな、『なに、なに攻撃』を二階もたえている父と母は、すごいと思った。
 人間にとって成長するということは、体が大きくなっていくだけではなく、心も大きくなっていくことだと改めて知った。大人になるにつれ、いろんな常識や、知識を覚えていく。
「人は、乗り物を乗らずに空には飛べない」
などというように。しかし、それは世界がどんどんなっていくのといっしょなのだ。それに比べて、子どもというのは、知らないことも多い。が、想像の範囲も広く、世界がとっても広い。だから、たまにはゼロに帰って、子どもに近い思いを持つことも大切だろう。だが、知識や常識が少なすぎるのも、世界が見えなくなっていってしまうので、大人と子どもの間の心が一番いいのかもしれないと私は思う。

   講評   jun


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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