国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語の特徴   Puma

 私たちが、言語の背景を考えながら会話をできる人間になるための第一の方法として、言葉の文化を大切にすることがそのことにってくると思う。私の住んでいる讃岐地方では。ある時間になった時、例えば、「7時になる」等というとき、「7時が来る」というような言い方をする。他に、「手袋をはく」や、「ぼうしを着る」といった表現もある。私たちは当たり前のように言っているのだが、母はこの地方の人ではないので、初め違和感を感じたそうだ。そのように、讃岐の言語圏があることが分かる。また、讃岐ではない場所では、違う言い方をするように、日本のなかでも、さまざまな言語圏があることもわかる。その言葉の裏には、その地方で培われた背景があるのだろう。それは、各地の昔からの文化として、尊重することが大切である。
 第二の方法として人の話す言葉にも、自分の話す言葉にも注意しながら会話をすることが大切だと思う。長文の中のような、2つの意味合いをもったあいまいな表現がでてきたときに、自分の中ですばやくそれがどちらの意味なのか理解する力がなければ、会話が成立しないと思う。相田みつをさんの詩で、「トマトがトマトであるかぎり、それはほんもの トマトをメロンにみせようとつるからにせものとなる」というものがある。これを、言葉に置き換えて考えると、2つの意味合いを持つ言葉でも、その言葉にはそれなりの背景があり、他の何のものでもない。それを2つの意味として別々に考えようとすると、違うもの、何かよくわからないものになってしまう。という風にとれる。
 確かに、意味を理解しにくいことは、仕方がないとは思うが、それが日本の文化的な言語の特徴であり、英語の「You are cold.」といったような表現も、英語の文化的な言語の特徴だと捉えれば良い。「正しいものは、悩みも多い。」という名言あがあるように、正しいもの、日本語だとすれば、それにはたくさんの困った点もある。しかし、それが、日本語であり、正しいものであり、その困った点も日本語の良いところなのだ。また、私はもっと日本語らしい日本語があってもいいと思う。時代劇にでてくるような、昔の言葉も、日本の特徴としてのこっていたらまた新しい言語圏ができておもしろいとおもう。最近では、ときどきよくいみの分からない言葉まででてきている。私は、上にあげたことをこれから意識して、人と接する生活の中で、1つ1つの言語の背景を考えながら話をできるような人間になりたい。

   講評   kira


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