創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   分からない本は読まなくていい!?   キティ

分からない本は読まなくていい!? 

 私も本を読んでいて分からない言葉、字を飛ばしてしまう。分からないところを避けているのだ。人間は限られた時間しか生きることができない。八十歳まで生きるとしたら七十万八百時間しか生きることが出来ないのだ。この限られた時間の中、自分が分からないことにいつも手を出して調べることは出来ない。時間が足りなくなってしまうだろう。このことからみんなは結局自分が得意なことにしか集中することが出来ないのだ。
 テレビ番組を見て、このテーマに付いてもっと知りたいな、と思うことはよくある。たいがいみんな本を手に取り、調べるだろう。私の母はドラマが終わると、すぐその女優、俳優が何歳だかインターネットで確認している。今の時代は何かを知りたい時に本ではなくインターネットで調べているのだ。

 私の本棚には大人用の難しい本が何冊かある。ある夜、私はその一冊の本を読んでみることにした。『目に見えないけれど大切なもの』という題名だ。この本は私が2002年の夏に、日本に行った時、裕子先生にプレゼントしてされた本だ。開いてみると、字がぎっしりと書いてある。私は難しいそうだな、と思い本棚の難しい本コーナーにそっとしまった。二年という月日が流れた。やっとこの長文をきっかけにこの本を読んでみることにした。この本は本来心にぽっかり穴が空いた時に読む本だ。私には元々穴が空いていなかったため、意味が分からないところが多かった。『ぞうさん』と書いてあるページがあったので、ぞうさんの話しなのかな、と思った。しかしよくよく見てみると、そこには『ぞうさん』ではなく『ぞうきん』と書いてあった。このぞうきんには、むくいを知らず、台所のすみに小さくなっているぞうきんになりたい、という意味が込められていた。今の私には、難しすぎるので、もう少し大人になったら読みたいと思う。それにしても単純な『さ』と『き』を間違えるなんて、この本を読む資格はないなと苦笑いしてしまった。

 私は元々本をあまり読まない。私にも本のページをワクワクしながらめくっていた子供の時代があった。今ではテレビのリモコンのスイッチをワクワクしながら押している。やはりテレビの方にひかれているのだ。
 (分からない本は読まなくていい。)この長文の作者は意外なことを言っている。これを聞くと少しほっとする。この言葉を胸に、これからも色々な本を読んでいきたい。

   講評   yuu

ゆうこ先生の名前が登場する作文は、なんだか他では味わえない幸せな
気分にさせてくれます!マリアちゃん、ありがとうね♪

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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