国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書へまず一歩!   延麒六太

 テレビは、読書の妨げとなるばかりではない。テレビが、子供の頭から読書をさらっていってしまったと勘違いしているあなた、テレビの裏の顔を見て納得してはもらえまいか?
 今年の大河ドラマは『新選組!』だ。テレビで見るだけでは何がおこっているのか分からないという人がいる。そういう人は、本屋さんで『新選組!』の本を読んで「復習」したり、先に話のあらすじをつかんでテレビを見て、2回納得するかともできれば「予習」ということにもなる。本を買えば、もう一度読みたいところだけ読むこともできるし、テレビを見る時の、「ガイドブック」
にもなる。
 去年から始まったNHK大河アニメ『十二国記』一度テレビで見ただけでは話が早すぎて分からないというのなら、本でもコミックスでも読んで、
「なるほど!」
と思えば良い。「十二国記」に限らず、本がドラマ化、アニメ化したものをこのように読めばなお楽しくのではないだろうか?それこそ本当に態度が積極的だといえるだろう。
 今、横浜で「東山魁夷展」が開かれている月夜の絵や花の絵があってなんだか全く分からないという人はいないだろう。しかし、ミケランジェロやレオナルド=ダビンチ等の絵を見ても優美だが何を描いているのか分からないという人がいる。芸術を見る目がないから、ともいえる分かる人に分かっても、分からない人に分からないのでは仕方がないと思う。それに同じものを見ても人それぞれ感じ方が違うのだから、見方も多種多様で良いと思う。
 芸術はある程度、そのものの知識がなければならない。読書は違う。絵本ならば字の読めない子が見ても、
「女の子と男の子がお花摘みをしている。」
ということぐらいは分かる。お母さんやお父さんが読み聞かせをしてあげれば、その子はきっとすぐに字を覚えて、自分でスラスラ読めるようにもなってくる。
芸術に国境はない、読書は年齢制限がない。
 わたしが四年生の時、母に『伊豆の踊り子』を買ってもらった。字は拾って読めたけれど、どういう意味なのか分からなかった。わたしは、小さい頃から読書は嫌いではなかったし、一年生の時に松谷みよ子作の『ももちゃんとあかねちゃんシリーズ』を全部読んだり、三年生の時に『クレヨン王国シリーズ』も全て読み上げていた。四年制の夏までに『大草原シリーズ』もしっかり読めていたため読書については、いささか自信があった。しかし、『伊豆の踊り子』は、一度読んだだけでは全く分からなかった。二回、三回と同じものを読んでいるうちにだんだん意味が分かってきた。わたしは、この世界にはわたしの分からない本がたくさんあるのだと分かり、だからなんとしてもこの本をわたしの分かる本にしてやるんだ!というー言葉では表現しきれないー気持ちがめらめら燃えていったのを感じた。その後も何度も何度も読んでなぜ作者はこんな物語を作ったのかなあ?と考えられるようになった。
 「千里の道も一歩から」ということわざがあるように、少し難しい本も繰り返し読めば絶対に分かる本になる。この本を読んでみようかな?まずそれが一歩なのだ。
    

   講評   yuta

 二月になりました。今年は四年に一度のうるう年。二月はふつう28日までですが、今年は29日まであります。「365歩のマーチ」では、♪一年365日♪と歌いますが、今年は366日です。(え? 歌が古すぎてわからない?? お父さんやお母さんはご存じのはずです。聞いてみてください。歌ってくださるかもしれません(^_^))
 うるう年にはオリンピックが開催されます。今年はアテネです。楽しみですね。
      

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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