創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   尊重しあう   はるる

 たまに、自分が他人よりももの事を深く考えていたり、知っているような気がすることがある。そういう時はある意味自分が特別な人間なのだと思い、そっと微笑んでいたりする。しかし果たして本当にそうなのだろうか。自分の中に閉じこもってしまうことにより、周囲の人間のことがよく見えてないという可能性がある。それは同時に自分自身もよく見えていないということにつながるのだ。私は自分のことだけでなく、他人の心も尊重できるようになるべきだと思う。
 そのための第一の方法は、自分から積極的に相手のことをわかろうとする気持ちを持つことだ。私も私の考えなど他人にはわかるまい、と思い悩んだことがあった。しかし、ひょっとしてそれは始めからそう思い込んで、周囲の人とコンタクトをとろうとさえしなかったからかもしれない。もともと人間は個々に独立した人格をもった動物である。十人十色の考え方と価値観があり、性格も違う。その他人に自分の考えを有りのまま伝えることは確かに難しいことだ。けれども、根本的には同じ心を持った人間なのだ。困難ではあるが不可能ではない。
 第二の方法は、自分自身を正しく捉えることだ。自分を冷静に見つめるということはそれこそ容易なことではない。本当の自分を捉えることができなくて道を踏み間違えてしまった人は大勢いる。
 確かに自分を大切にすることは大切だ。しかし、それだけでなく、自分のことを思うのと同じように自分以外の人のことを認めることは最も重要なことだ。
なんか上手く思い浮かばなかったです…。中途半端ですみません〜。

   講評   sugi

 「人間とは……」という問題は、長文の筆者が書いているように、「目から鱗」的に分かるものなのだろうね。世界中の誰もが自分と同じように深い内面を持ち、同じように意識を持って、いろいろなことを考えて生きている、このことは頭では理解できても実感としてなかなか分からないことなのかもしれないね。
 読解にはまったく問題なしだけれど、いざ書こうとすると難しいテーマだったね。「他人を思いやる」という内容だけだと、なかなか話を広げるのが難しい。「他人を自分と同じように思えないことで、どんな問題が起きるか」と考えると、考えを深く掘り下げることができそうです。たとえば、人種差別の問題。奴隷制度などの歴史実例を入れながら、この長文のテーマと重ね合わせてみるといいと思いますよ。
 書いている途中で、うまくまとまらなくて悩んでしまったら、教室に電話をして追加の説明を聞くことができます。気軽にかけてみてね。自分では納得がいかなくても、必ず提出するという姿勢は立派! 次回は進級テスト。がんばりましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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