創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   校庭二周   うのむ

「校庭二周」 うのむ  
「さあ、二周がんばって走ろう」 
と、小西先生が、言いました。十二月の体育の時間です。体育の時間が、ちかづいたので着がえました。三階の教室から階段を、ゆったり歩きながら行きました。今日の体育は、おおなわです。 体育のじゅ業が始まると最初にやるのは、走ることです。
「さあ、走ろう」
と言われて、まず思い浮かぶのは、
「やだなー」
「やりたくないなー」
と、いうことです。なぜかというと苦しいし、つかれるし、めんどくさいからです。走っているあいだはゆっくり自分のペースでやっています。まるで、ペンギンが一生けん命走っているようです。走り終わったあと、感じるのは、「やれやれ」ということです。
お母さんは走るのがへたくそです。お兄ちゃんは、得意です。五キロくらい走れるし、賞を取ったこともあります。お兄ちゃんに、どうしたら速く走れるか聞いてみました。そしたら、
「息をはいて、手を前後に大きく振ること。」
と言いました。それを、聞いて私は、
「は?」
と、言いました。 
すると、
「お兄ちゃんが、前後にふると足が前に行くからいいんだよ」
と教えてもらいました。
「あと、横にふると、体が横に動いておそくなるそうです。」
「それから、息をちゃんとはけばおなかがいたくなりにくいそうです。」
走り終わるととっても疲れます。これからは、お兄ちゃんに教えてもらったことをいかしていきたいと思います。

   講評   kako

むつみちゃん、こんにちは。上手に作文を書き上げましたね。
<第一段落> 題名を工夫してつけることができましたね。小西先生の言葉から書き始めているのもいいですね。「三階の教室から階段を、ゆったり歩きながら行きました。」の「ゆったり」という表現はなかなかいいですよ。あまり気が乗らないような、むつみちゃんのそんな気持ちが伝わってきます。
<第二段落> 「さあ、走ろう」と先生に言われた時のむつみちゃんの気持ちを「思い浮かぶ」という言葉で伝えていますね。ただ「思う」と書くより、「思い浮かぶ」と書く方が状態をよりはっきりと示すことができますね。むつみちゃんは走るのが苦手なのかな? 「やだなー」「やりたくないなー」この気持ち、先生もよくわかります。先生も体育の授業でマラソンがあると、むつみちゃんと同じようなことを思っていました。(^^ゞ 「まるで、ペンギンが一生けん命走っているようです。」なるほど、ペンギンですね。ペンギンはよちよちと走っていますよね。むつみちゃんが走っている様子が目に浮かぶような上手な表現ができましたね。走り終わった後の「やれやれ」という言葉も、状態をよく表わしています。ただ、走っている間の様子や気持ちなど、もう少しくわしく書いてみるといいと思います。お友達とマラソンについてどんなことを話しているのかな? 走り終わった後、みんなの様子やむつみちゃんの様子も「やれやれ」以外にもう少し書いてみましょうね。
<第三段落> お兄ちゃんに走る時のコツを教えてもらった時、なぜ「は?」と聞いたのかな? お兄ちゃんの言っている意味がよくわからなかったのかな? 
<第四段落> いろいろお兄ちゃんに教わって、これからは今までよりもっと楽に走れそうですね。先生もすごく参考になりました。(^◇^) 最後の文は動作情景で終わりにしましょう。
★「ですます」が上手にできましたね。今回のような感じでこれからも書くといいと思います。
★お母様へ★ 二週目は進級試験となります。今回の調子で●印の項目が全部入るように、また、800字以上書けるようにお願い致します。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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