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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   鬼は—外、福はーうち   うここ

「鬼はー外、福はーうち。」
二月三日は節分の日だ。日本にいたころは、必ず豆まきをしていた。けれど、シンガポールに来てからは、節分のことなんてすっかり忘れていて、友達に言われるまで気が付かないほどだった。節分をしないのはきっと私の家だけではないだろう。なぜなら、シンガポールに住んでいる人はみんなマンションに住んでいるからだ。ましてや三十三階の私の家なんてとてもできない。きっと、空から豆がふってきた、と大さわぎになることだろう。
節分は、冬から春への季節の変わり目、立春の前日にあたるそうだ。太陽暦の現在では、だいたい立春が二月三日か四日ごろである。一般的には、庭にむかて「鬼はー外」と豆をまき、鬼が入ってこないよう、急いで戸を閉める。家の中は、一部屋ごろに「福は—内」と豆をまく。そのあとで自分の年の数か、年れいから一つひいた数の豆を食べると災いをのがれて、病気もしないと言われているそうだ。しかし、節分行事は地方によってそれぞれちがう。北海・東北・関東・北陸・甲信・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄地方によってそれぞれ祝い方がちがうそうだ。(調べた話)
私は小さいころ、大阪に住んでいたことがある。その時、節分に「今年は吉」という方向を向いて太巻きずしを
ガブリと食べたことがある。その時はまるでその太巻きずしを一口で食べてしまうくらい大きな口をあけたのを覚えている。(前の話)
 節分とは、一年間の無事を祈る行事だということが分かった。また、シンガポールにいると出来ないので、やはり日本独特の行事だなあということもわかった。早く、「鬼はー外、福はーうち」と一年間の無事を祝いたい。

   講評   ita

<第一段落>
節分は日本の行事なので、一年中暑いシンガポールでは考えられない行事ですね。日本には季節の移り変わりを祝う行事がたくさんあります。日本人が四季を大切にする、といわれているゆえんかもしれませんね。
<第二段落>
これはよく調べたね。新しい季節を家に迎えるにあたって、福だけを取り入れたいと願う日本人の心が表れていますね。豆を食べる数が決まっているのに小さいころたくさん食べられるお父さんやお母さんをみて「うらやましいな」と思った記憶はありませんか? 先生はいつもそう思っていました。(^^ゞ
<第三段落>
「前の話」をくわしく書くと字数が増えること間違いなしですね。書いた後に「少したりないかな?」と思ったときは少ない段落のお話をくわしく書いてみましょう。「太巻きをがぶりと食べる風習」はどの地方か、それにはどんな意味がこめられているかなどを書くといいね。
<第四段落>
わかったことはよく書けていますね。そして「書き出しの結び」も余韻が残るいい終わり方になっていますよ。ここにも(構成)のただし書きをしておいてね。
  

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