国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おこられるってなに?   さっC

 「なんでそうなったのかを言いなさい!」
私はなんでそうなったのか言おうとしているのに口が思いどおりに開いてくれない。勇気をもって話そうとしているのになぜか口は開いてくれない。私は口にはらがたった。じゅもんのように開け、開け、ととなえているが、全然ダメだ。なぜかわからないのに目から涙があふれてくる。目からあごまで流れるジェットコースターのようにはやい涙がくすぐったい。
 「最初にからかわれてそして・・・・。」
それから15分たった。私は時計の針に、お姉ちゃんとけんかする時にはやく時間を戻して!と言いそうになった。<しゅだい>もし戻せたらお姉ちゃんとけんかをするのをそこでストップできておこられなくてすんだからだ。おこられたのは朝だった。だから今日は一日悲しい日だなぁ・・と少し心が暗くなってきた。お母さんに言われる言葉一ことずつが心に深くささっていくような気がする。そのうち、お母さんの声も聞こえてこなくなった。お姉ちゃんもそんな感じだと思う。
 「お姉ちゃん、さっちゃん、反省してるの?!」
はっ!私は今気づいた。お母さんの言っていることが。今まではお母さんにおこられたことがくやしくてたまらなく、自分が大人になったら子供におころうと思っていた。でも今気づいた。お母さんは私をすてきな人にしようと思っていることが。私の心が天使にさわられたかのように明るくなった。<ひょうげん>
 「お母さん、反省してるよ。ごめんなさい。」
私の口がきゅうに開いた。自分も口にびっくりした。
お母さんはわかった顔をして
 「もうおこるのはおしまい。さっちゃんをおこるのはかわいいからおこるのよ。」
 私はお母さんに聞いてみた。お母さんもこんなふうにおこられていたのか。するとお母さんは笑いながらお母さんはもっとおこられていたといっていた。私はたまげた。これ以上きびしかったら怖すぎると思う。でもあとから考えると、私のお母さんはかわいいからおこったのだからお母さんのお母さん、つまり私のおばあちゃんはとてもかわいいと思っているのだろう。<だいざい>
 「これからはけんかをしないで、くだらないことでおこられないようにしよう。」私は小さくつぶやいた。<こうせい>

   講評   jun


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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