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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   雑草も生きている   りんこ

いまどきほそうされていない道は、とても珍しい。そこには、いろいろな雑草が生え育つ。ネコジャラシや、オオイヌノフグリなどは、一度道路がほそうされると生えてこなくなる。しかし、町中の雑草に対する人間の態度は時と時間によってさまざまである。ハイキングにいって喜ぶ人も、庭に出てきた雑草は肉眼で引き抜いてしまう。また、「雑草のようにたくましい」などの雑草が入った言葉は、ほめ言葉として使われるが、「あなたは雑草の花のようですね」などと言うと、九九パーセントの人が怒るはずだ。(要約)
 私は、今社宅に住んでいる。私の社宅には、1年に一,二回は公園、社宅周辺の雑草抜きをするので車をどけてください。と言う張り紙がしてある。もちろんそれは学校に行っている時間にやっているので見たことはないが、帰ってきたら、
「わぁ草がない!!」
とおどろくのだ。草がなかったらとてもさびしくなる。しかし、家の前の公園では、雑草がすぐ生えてくる。雑草は根も抜かないとまた生えてくると私は聞いたことがあるのに、多分葉しか、抜かないからまた生えてきてしまうのだと思う。でも抜かれた雑草の気持ちになって考えてみよう。もし雑草だったら、
「なんて人間って自分勝手なのだろう。」
「なんで私だけこんな目に…。」
と思うかもしれない。でもこれは、大きい魚が自分より小さな魚を食べるように、この地球上で人間とは、とても強いものになっているからしょうがないのである。なぜかと言うと、海の中でも陸地でも、結局は強いものも人間に殺されて売られたり、食べられたりするからである。雑草も同じだ。どんなに強くたくましく生きていても、結局は人間に殺されてしまうのだ。(体験)
 私は前、シロツメグサで花輪などを作ったことがある。けっこう昔のことだが、作り方は覚えると簡単だ。その作り方を説明しよう。
(一)まず一本長いシロツメグサをつむ。(長いほうがおすすめ)
(二)(一)のシロツメグサに他のシロツメグサを巻く。
(三)次は、二本のシロツメグサ〔(一)・(二)のシロツメグサのこと〕を一緒に他のシロ
   ツメグサで巻く。
(四)その繰り返しだ。
これで花輪ができる。やっていたら、集中してしまうので、集中力upの可能性もあるかもしれない。また、雑草は、料理にも使われている。例えば、ヨモギやタンポポだ。食べたことはないが、よくテレビで飾りにとタンポポの花が載っていたり、魚を買ったらよくうそ物のタンポポの花が入っていたりする。もしかしたらそれはタンポポの明るい色で、そのご飯を明るくするためかもしれない。
 「一寸の虫に五分の魂」と言う言葉がある。もしかしたら、雑草は何か人間に言いたいことがあるのかもしれない。けれど口がないから(当たり前)なにもしゃべられないし、人間にもじゃまものみたいに扱われている。人間にとって雑草とは、いらないように見えて本当は少し役に立っているものもあるのだと思った。なぜかと言うと、薬に使われたり、刺身などに乗っていたりといろいろと使われているからだ。

   講評   huzi

 ふだんは目にも止めない雑草について、さまざまな見方で考えることができましたね。 字数もおみごと。
作文テストは★合格★。おめでとう。
 【要約】は簡潔にまとめ、体験・【前の話】を幅広く書けたね。
 今住んでいる建物の周りには、木や草がたくさん生えているのですね。見慣れるとなんとも思わないのに、草刈りをしたあとは、全然知らないところに来たようで驚く。 前のうっそうと茂った様子に、なつかしさを感じたりするのではないでしょうか。(実際は、虫の住みかになって大変なんだけどね)
 シロツメクサで作るかんむりの話、これは作文マンガで見たのを覚えていたんだね。 一つ思い出せると、次々に【前の話】が出てくるのが、莉絵子ちゃんの特技。さらには、食べられるタンポポ、飾りになる花についても意見を述べることができました。
 【一寸の虫にも五分の魂】これが、雑草にもあてはまるなら、何と言うでしょうね。
 「人間こそ、地球上にはびこっている、雑草だよ」と言われたりして(笑)。
 【一般化の主題】は、「薬や刺身に乗っているから役に立つ」よりもさらに大きな意見でまとめたほうがいいね。莉絵子ちゃんなら、ほかの意見を期待できそう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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