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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   何のための価値観か?   FULLMOON

去年、同じクラスだったKという女子がいた。いつも自分はどう思うのかはっきり言える人で、1年生後期は学級委員として仕事を共にした。ある日、Kと多人数で話したとき、こんな話を聞いた。
「小学校のころは周りが言うから、モー娘。だ、モー娘。だ、って騒いでいた。でも中学に入って、自分が好きなものができた」
後から聞けば、Kが今のようなはっきりした性格になったのも、中学になってからと言う。やはり、そこは繋がるものがあるのか、と実感した。
 しかし、時代や周りの流れに合わせて自分の価値観を変える必要もある。童話である「アリとキリギリス」のキリギリスだって、「働く」ことに対するアリの価値観にあわせて生活すれば、困ることはなかった。時代の流れについていけなくなったときに、実は自分がどこにいなくてはならないのか、見失うことだってあるかもしれない。
 時代に流されない価値観、時代によって変えて行く価値観の二つとも確かに大切である。しかしもっとも大切なのは、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という名言のように、今のことだけでなく、未来の価値観を作ってゆくことである。たとえば、好きなことをやるために、そのためにはなにが必要か考えることだ。たとえば大工になりたいなら工業高校へ行く。そのための勉強をする、という感じだ。ただやりたいという希望だけで未来は成り立たない。

   講評   kamono

価値観というものは、人それぞれに違いがあって、それがまた変化するものです。自分が未来をどう見据えるかによって、変わってくるものですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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