低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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笑顔で! しっぽ
人はどこか他人と一線引いて接しているが、笑顔でその境界を無くしていけたらいいと思う。そのために、相手を思いやるということだ。ある時私が悩んでいると、仲の良い友達が私のところへ来た。友達はずっと楽しい話をしていたが、悩みで頭がいっぱいで、その子の話も右から左だった。友達が一通り喋り終えたあと、ようやく私の異常に気付いた。「どうしたの」と聞かれ、我慢できずに話してしまった。話を聞くと、彼女はいつも通りにこにこ笑い出した。「私も色々あるるけど、逃げるのは嫌だから頑張ってるよ」話を聞いてもらって、同情されて、さらに慰められたりしたら、私は完全に悲劇のヒロインになってしまっていただろう。笑顔で誰かを救えるのだとしたら、それはとても素敵なことだ。
確かに、四六時中にこにこしているわけにはいかないし、笑顔で全てが解決されるわけでもない。しかし、目の前に悲しんでいる人がいるとき、私たちは何をしてあげられるだろう。無責任な発言で慰めては、余計に傷が深くなるだけである。自分が駄目になりそうなとき、本当に欲しいのは挨拶がわりの同情の言葉ではなく、誰かの心からの笑顔だと思う。
講評 jun
印象的な体験実例を残して清書することができました。
ちょうどよい字数でうまくまとめましたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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