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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   笑顔を忘れずに   はなこ

 明決な価値観を持ち、一瞬一瞬を選択し、行動に移す。笑うべきだと思うから笑うということだ。たとえ一番気が抜けるはずの家庭でさえ、意志の力で支えていかなければあっという間に瓦解するという厳しい認識が、日常の些細な行為の背後にも痛いほどに感じられる。現実は厳しく、それを乗り越えるためには強靭な意志力と行動が必要なのだ。コミュニケーションの努力を怠った私には苛立ったはずだ。今思えば、彼もまた強靭な意志力によって精一杯私たちに微笑みかけていた。こちらが無表情だった分、彼の微笑みは過剰になるのかもしれなかった。英語表現の基礎は語彙でも構文でもなく、伝えようとする意志、微笑むその姿勢だと教えていたのかもしれなかった アメリカ人は、あんなに毎日一生懸命に生きていて疲れないのだろうか。僕は、毎日笑顔を忘れないで生きていきたい。
 そのための第一の方法は、相手に対して思いやりの気持ちを忘れないことだと思う。毎日にこにこと笑っている人を見ると、なんとなくこちら側も嬉しくなってきて、自然と笑顔が出てくることがある。それに、思いやりをもって接すれば、相手も自然と笑顔になり、お互いにとても明るい気分になれる。このように、笑顔を大切に、思いやりをもって人と接していれば相手と、とても良い関係を築き上げ、それを持続することが出来ると思う。僕の学校の体育の先生は、いつも明るい笑顔で話をするので、和やかな雰囲気の中で授業が進み、みんなも笑顔になるし、その先生はみんなから慕われている。笑顔を見せない先生の授業は暗く、つまらない。
 第二の方法は、相手の趣味などを見つけて、それにあった話題の話をたくさんして、相手を楽しませることだと思う。小さい頃から政治に関係した仕事をしていて、周りの人たちからの信頼を集め続けた聖徳太子は、一度に十人の人の話を聞くことが出来たらしい。そのようなことが出来るようになったのは、周りの人と一気に話をするよりも一人一人と話をしたほうが周りの人の評価を高められるし、周りの人の笑顔を見ることが出来、自分も良い気分になるからだと思う。(伝記)僕も、友達と話をしていて話題がなくなったときは、相手の人が好きな分野の話をするようにしている。そうすると、だんだんと話題が膨らんでいき、自分も相手も楽しくなり、笑顔が絶えないようになる。
 確かに、毎日の生活の中で、無理に笑顔を作ろうとすると疲れるし、ストレスを溜めることになるので、時には自分の気持ちを素直に表現していくのも良いと思う。しかし、「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である。」という名言があるように自分の気持ちを何でもストレートに表現して笑顔を絶やすようなことをしたら、何が起こるかわからないので、意識して、毎日笑顔を欠かさずに生きていることが一番大切だと思う。毎日を明るい気持ちで過ごすためにも、僕は笑顔を忘れないで生きていきたい。

   講評   nara

笑顔そのものよりも、「笑顔が大切」と思う気持ちが大切なのかもね。笑顔というのは現象でしかなく、その根っこにあるものの方が大切だということね。根っこがあれば、笑顔だけでなく、他の面にも気遣いが広がっていくのかもしれないね。例えば、あいさつをさわやかにとか、人の目を見て話をする・聞くとかね。
 長文筆者がとらえた「アメリカ人の笑顔」と、には君が考えている笑顔とには、少し隔たりがあるようだ。どちらかというと、長文の方は「ここは笑うべきところだ→目じりを下げて→口角上げて→頬を若干緩ませる」というようなことを、瞬時にやっているみたいだね。日本人がこのようなことをしたら、不自然さが払拭できずに、いかにも作り笑い・お愛想のように思われそうだ。この点について、もう少し感想文でもふれてもよかったかな。その上で「自然な笑み・心からの笑顔」というところにつなげていくと、わかりやすい展開になると思うよ。

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