創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「がんばる」こと   ビーバー

 「次はお前に当ててやるからな。」
 僕は敵の外野にそう宣告された。もうすでに十分が経過している。けれど、僕は一回も当たっていなかった。今まで当たっていないからといって油断するわけにはいかなかった。身構えていると、ボールがまるで破壊光弾のように僕に向かって飛んできた。僕はボールをかがんでかわした。宣告してきた相手は悔しがっていた。僕は心の中で「バーカ」とつぶやいた。
 学年ドッジボール大会の日は快晴で、気温がとても高くなっていた。僕は、もう少し気温が低ければ良かったのに、と思った。一回戦は一組Bチームが対戦相手だった。しかし、僕は約十三分間で当たり、一番最初で三組Bチームはボロ負けしてしまった。しかし、このままではいけないと奮起して二回戦で二組Bチームに勝った。そのとき、僕は激しい運動に耐えながら相手のボールをかわし、対戦が終わった時にはもう体力の半分近くを消耗していた。あまりにも暑かったので、一枚脱いだ。三回戦め、一組Aチームとの対戦だった。宣告してきた相手も一組Aチームにいた。僕は一度もあたらなかった。しかし、そのチームには内野の数では勝っていたのに、外野の数では負けてしまっていたので、負け判定になってしまった。内野の数で数えていれば準優勝になっていただろう。次の対戦相手は二組Aチームだった。僕達は、この試合だけは負けられないと思い、気合だめをした。しかし、相手は手ごわかった。コントロールが良いし、球も速い。こちらも大苦戦を強いられた。僕も十二分間で当たり、外野に終わるまでいた。しかし、一人差で勝った。しかし、三組Aチームの方は、クラス一強い人がいるのにも関わらず、五位になってしまっていた。しかし、僕の所属するBチームは、見事準々優勝をして表彰されていた。特に、僕はボールを取るのが苦手だったので、その分ボールをよけて穴を埋めきろう、と思っていた。まるでチーターに追われたウサギのように逃げまわり疲れたけれど、穴埋めができて良かったと思った。
 「がんばる」ということとは、人間が生きていく上で欠かすことのできない行動である。「まかぬ種は生えぬ」という言葉に表されるように、何もやらなかったりがんばらなかったりすることには何も始まることはないのである。だから、僕もこれからは人間としていきる上で最も大切な「がんばる」という言葉や行動を人間なりに大切にして行き、有意義な人生を送りたいと思う。(書き出しの結び)

   講評   iwa

ドッジボールの迫力・スピードがそのまま文章に表れていますね。テンポのいいお話の展開に、先生もぐっと引きこまれました。書き出しもとってもいいね。「まるで破壊光弾のように…」「チーターに追われたウサギのように…」というたとえも抜群です。ビーバーくんの持っている「言葉」の豊かさが、文章を生き生きと輝かせていますね。
でも、ドッジボールって本当におもしろいよね!外野と内野にはさまれてねらわれてしまったときのあのスリル!たまらないよね。
ドッジボールで全力投球したあとの気持ちは、きっととってもさわやかだったことしょう。「がんばれる」ことって、きっといつも私たちの身近にあるんだね。あと残りわずかの小学校生活。思いっきり楽しんでね!

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