創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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古き良き日本 ナッチ
家と家との間に何となく作られた人間のふみならした道だ。ところが、その道は最近アスファルトがしかれてしまった。道にはいろいろなものがあった。しゃれた石、虫の死がい、雑草の可憐な花、ラムネびんの破片、石炭のかけら、鳥の羽。そんなものにいちいち心をとめながら、ゆっくりとこどもは楽しみながら歩くのであった。道が一番道らしいのは、人間のくらしをあたたかに支え、いろいろなものを発見することのできるふみしめられた道である。この事だけは忘れてはならないのだ。
「痛っ!」
私の引っ越す前の家は空地や公園が沢山あった。そこには、トゲトゲの葉っぱがあったりした。
「おたまじゃくし!気持ち悪いぃぃ!」
近くの何日も雨が降った水たまりに大量のおたまじゃくしがいた。兄は手づかみで取っていた。そして帰りにおたまじゃくしを何匹も落として怒られていたのを覚えている。となりのおばさんの飼い犬を散歩させていったり、雑貨店にお菓子を買いにいったり…。とっても楽しかったけれど、二年後位にアスファルトに舗装されれていた。
「…なんか変わってる。」
引っ越した後だったのでさらにショックが大きい。
「ふぁあ…。変わっちゃったな。道。」
私は家に帰ってため息をついた。私はあの道が大好きだったのでさらに悔しかった。
「あぁ!ない!」
私が今住んでいる家の近くに空地があるその空地はそんなにキレイじゃなくいろんな物が落っこちている。
「…。なに…これ。」
ある日その空地を歩いていたら人の手らしきもが落ちていた。急いで駆け寄ってみるとそれは、軍手だった。それだけじゃない軍手の近くにはコーラのビンやハンガーが落ちている。結構おもしろいけれど、臭いし、どっから持ってきたのか気になる。ある日こんな物を拾った。
「…石。」
私はとってもきれいな石を拾った。キラキラ光ってダイヤモンドのようだけど透けていない。薄茶色だ。だが、いつものように空地に行ったら立ち入り禁止と書いてある。私はすごくブルーになった。
人間にとって快適な暮らしとは、舗装や埋め立てもいいが、自然との触れ合いも大切だ。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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