国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   消費は美徳か?   いわさ

 ところで、人類史をひもとくまでもなく我々は、かつて「狩猟採集時代」というものを経験し、今また「消費遺棄時代」というものを迎えつつあることを、よく知っている。つまり、その生活の主たる様態を、「拾う」ことから「捨てる」ことへ、大きく転換させつつあるのだ。もったいないと思う気持ちは太古より存在し、それが「もの」についたり離れたりすることにより、人々にそれを捨てさせたり拾わせたりする法則性は、何ら変化していないにもかかわらず、こうした転換が行なわれたということは、明らかに奇妙なことと言えよう。
 現代人はもっとモノを大切にするべきだ。この前、スーパーファミコンの製造がストップされたそうだ。最近ゲームはしなくなったが、新しいゲームはCGやリアル感にこだわりすぎていると思う。面白いゲームは新しいというわけではないと思う。古いものでも立派に新品に対抗できるものもある。マリオなんて良い例だ。発売から30年以上経っていても沢山のファンをひきつけて離さない。必要だから長持ちさせるために大切に使う。こんなスタイルにモノを大切にするという原点があると思う。昔話の姥捨て山では、古い知恵でもまだまだイケることを言っている。
 しかし経済を発展させるためには、古いモノを捨て新しいモノに換える新陳代謝も必要だ。いつまでも、古いモノを使っていてはいずれ、がたが来て壊れてしまう。どんなに大切にしていても、こればかりは避けられない。それに新しいものに対する需要がなくなれば、産業、経済それに科学だって、発展をとめてしまう。必要は発明の母というのはこのことだろう。
 確かにモノを大切にすることも、経済発展のために大量生産と大量消費を進めることもどちらも大事だ。しかし、いちばん大切なことは、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、自分の中に取り込めるものを選んで、新しいモノも古いモノも選んでいくべきだ。(総合化)

   講評   jun


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