創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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私が市場へゆく道は のりたま
私が市場へゆく道は、最近アスファルトがしかれてしまった。舗装された道も場合によっては大切である。ほこりをあびせかけられる街道筋の家などは気の毒で見られない。一刻も早く舗装しなければ、道すじの家は窓も開けられない。だが、道が一番道らしのは、人間くらしをあたたかに支え、いろいろなものを発見することのできるふみしめられた道である。この事だけは忘れてはならないのだ。(要約)
僕の家の周りは、アスファルトの道路ばかりで土の道を歩いたのは、子ども会のキャンプぐらいだ。ハイキングで急な坂道を歩いた。インストラクターの人が
「ヒルがいるかどうか足元をチェックして。」
とおしゃったので、僕たちは、あわてて足元を見た。そしたら、
「あっ、ヒルがいる。」
とだれかがさけんだので、声がしたほうを見たら、足首から血がたくさんでていた。ヒルが血を吸っているところを初めて見た。アスファルトの道路では、できないような貴重な体験をした。(体験)
母の子どものころは、たんぼに流れる水路には土手があり、フナやドジョウがたくさんいた。学校の帰り道、眺めながら帰ったそうだ。小学校中学年のころU字溝というコンクリートの溝になったら、フナやドジョウの姿は全く見られなくなった。とても悲しくさびしい気持ちだった。(聞いた話)
「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」ということわざもあるように、土の溝は崩れる心配があり、U字溝だと、魚が住めなくなるので、程々が良いのだ。(総合化)
講評 oto
パソコン書き、今週もよくがんばりましたね。遅い時間まで大変だったでしょう。じょうずに要約できていますよ。舗装道路は人間に快適だけど、土の道にこそ道としての命があるということですね。
子供会のキャンプの体験は、ふだんの生活ではなかなかできないことですね。ヒルに血を吸われるというのは、快適とはいえないでしょうね。衝撃的なできごとだったのでしょう。会話文が混じり、その場の光景が生き生きと伝わってきますね。
お母さんの体験は、2段落めと反対の話としてあげらましたね。フナやドジョウのいる自然に囲まれた豊かな環境は、私達の心も豊かにしてくれますね。
要約から続いて、人間の快適さの追求と自然の豊かさの必要性を、ことわざを使ってみごとにまとめることができました。論理が1段落から4段落まで一貫していて、すんなり読み手に伝わってきて、説得力があります。
項目のタグについては、構成 主題 表現 題材 のそれぞれを<< >>で囲んでただし書きの替わりに入れてくださいね。
構成
主題
表現
題材
のように記号に変換されて、文章の流れを妨げないので、読みやすくなります。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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