低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日3224 今日4063 合計59623
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   「がんばる」こと   ビーバー

「悪いけど、次はお前に当ててやるからな。」
 僕は敵の外野にそう宣告された。もうすでに十分が経過している。けれど、僕は一回も当たっていなかった。今まで当たっていないからといって油断するわけにはいかない。そう自分に言い聞かせて身構えていると、ボールがまるで破壊光弾のように僕に向かって飛んできた。僕はボールをかがんでかわした。宣告してきた相手は悔しがっていた。僕は心の中で「残念でした。」とつぶやいた。
 学年ドッジボール大会の日は快晴で、気温がとても高くなっていた。僕は、もう少し気温が低ければ良かったのに、と思った。一回戦は一組Bチームが対戦相手だった。しかし、僕は約十三分間で当たり、一番最初で三組Bチームはボロ負けしてしまった。しかし、このままではいけないと奮起して二回戦で二組Bチームにボロ勝ちした。そのとき、僕は激しい運動に耐えながらも相手のボールをかわし、対戦が終わった時にはもう体力の半分近くを消耗していた。次にによけるほどの体力はないかもしれないと思ったくらいだ。火炎熱線を浴びているのではないかと思うほど暑かったので、洋服を一枚脱いだ。三回戦目、一組Aチームとの対戦だった。宣告してきた相手も一組Aチームにいた。僕は一度もあたらなかった。しかし、そのチームには内野の数では勝っていたのに、外野の数では負けてしまっていたので、負け判定になってしまった。内野の数で数えていれば準優勝になっていただろう。次の対戦相手は二組Aチームだった。僕達は、この試合だけは負けられないと思い、気合だめをして、次の試合に臨んだ。しかし、相手は手ごわかった。コントロールが良いし、球も速い。強い人が次々にあたり、こちらも大苦戦を強いられた。僕も十二分間で当たり、外野に終わるまでいた。しかし、一人差で勝った。しかし、三組Aチームの方は、クラス一強い人がいるのにも関わらず、四位になってしまっていた。しかし、僕の所属する三組Bチームは、二勝二敗で見事準々優勝を果たし、表彰された。特に、僕はボールを取るのが苦手だったので、その分ボールをよけて穴を埋めきろう、と思っていた。まるでチーターに追われたウサギのように逃げまわり疲れたけれど、穴埋めができて良かったと思った。
 「がんばる」ということとは、人間が生きていく上で欠かすことのできない最も大切な行動である。「まかぬ種は生えぬ」という言葉に表されるように、何もやらなかったりがんばらなかったりすることには何も始まることはないのである。だから、僕もこれからは人間として生きる上で行動の源にもなる最も大切な「がんばる」という言葉や行動を人間なりに大切にしていき、有意義な人生を送りたいと思う。

   講評   iwa

ビーバーくんらしい豊富な語彙力と、テンポのある文章の運びによって完成された作品です。「がんばること」「がんばる気持ち」をずっと持ち続けてください。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)