国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ヒトとイエバエの対比   うのむ

 その点ヒトでは、ほかの生き物とって何の役にも立たない子どもが、生き続けていることになります。ヒトの場合は、生まれる子どもの数も少ないので、特別なせいしつを、グループ全体に入れてかえてしまうのは、ひじょうに長い、おそらく何万年という時間がかかるでしょう。もし、これをヒトにあてはめると、百メートル、全力しっ走してきたヒトが、壁の前で速度をゆるめず、ぴたりと止まることになるでしょう。
 私は、ありが、死んだこん虫を、巣に運んでいる所を見たことがあります。まるで、お引っ越しをしているみたいです。その時は、力持ちなんだなと思いました。でも今は、あのこん虫がありのごちそうになることを、知っています。こん虫は死んでもありのえさになるので、こん虫は、死んでも役に立ちます。
 はえのすぐれたことろは、自由気ままにとべるところです。私は、とび箱を六だんとべることができます。もし、助走を付けないでとんだらたぶん三だんぐらいしか、とべないと思います。テレビで、二十だん以上とんでいるヒトを見たことがあります。助走きょりが長くて走るスピードも速かったです。ハエなら助走なしに、とび箱二十だんとべるんだなと思いました。
 ハエは、人間と違う特ぎを持っているんだなと思いました。私は、ときどき走って急に止まることをやっています。私も、空を飛べるかな。ぴょ〜ん。

   講評   kako

 
うのむちゃん、こんにちは。
<第一段落> 三文抜き書きができましたね。高学年になると三文抜き書きから要約というものに変わっていきます。要約ができるようになるには、この三文抜き書きがきちんとできていないといけません。うのむちゃんは今まで一生懸命練習してきたから、きっと大丈夫ですよ。この調子で五年生にのぞみましょうね。
<第二段落> 句点(、)の打ち方を考えてみましょう。「ありが、死んだこん虫を、」この句点は必要ないですね。句点の打ち方にはいろいろな約束事があるのですが、まず、息つぎをするところはどこかな、と考えてみるとよいと思います。「まるで、お引っ越しをしているみたいです。その時は、力持ちなんだなと思いました。」たとえの表現を上手にできましたね。本当にアリは力持ちですよね。自分の何倍もあるものを運んでしまうのですから。
<第三段落> ハエのすぐれたところと自分の経験をあわせて考えてみたのは、とてもよいですね。人間は助走をつけないと跳び箱をとぶことができませんね。高い跳び箱なら高い分だけ助走が必要になるのですね。うのむちゃん助走なしで三段だったら、先生は一段かな? (^^ゞ
<第四段落> 最後の部分がとてもおもしろいですね。「私も、空を飛べるかな。ぴょ〜ん。」うのむちゃんが走っては止まる練習をしている様子が目に浮かんでくるようです。
★お母様へ★ 最近、とても表現力がついてきたように思います。自分の中にある気持ちを少しずつ自由に出せるようになってきたのかもしれません。負の感情もそのうち自然に表現できるようになるのではないかと思います。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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