低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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童話というマナーの教え ともっち
みなさんは、小さい頃に、お母さんや、保育園の先生などから、昔話などのお話を聞いて、心に残っているものなどは、ないだろうか。私は、小さい頃はあまり覚えていないのだが、弟が二人いるので、小学校の、一年生の頃に、弟が読んでもらっていたのを、私も聞いていたりしたので、このことが心に残っている。
特に、思い出に残っているのは、「舌きりすずめ」という物語だ。このお話は、おばあさんに舌を切られたすずめに、素直なおじいさんが謝りにいって、宝などをもらって帰ってきたのを見たおばあさんが、よくばりをして、変なものをもらって帰ってくる、というお話だ。私はこのお話を読んで、「これはおばあさんの自業自得だな。」と、思った記憶がある。そして、「よくばりはよくないなぁ。」と、思った。このように、小さい頃は、あまり、
「これはいけません!」
と、ただ言われるだけだと、あまり、理解できなかったり、疑問が残ったりする。だが、昔話のような物語は、分かりやすく、自然に「これはいけないんだ。」と、いうことを、知ることができる。だから、小さい頃に、昔話を読んだりすることは、とてもいいことだと思う。そして、この小さい時に、たくさん与えられることは、とても大切だと思う。
人は、小さい頃に本を読んでもらって、何かを思ったりすると、頭ではなくて、心で覚えている。そして、それは心に刻み込まれているので、この先ず〜っと残っているのだ。こういったことが、昔話のよさである。だが、なぜこんなに昔に語り継がれているのに、ずっと残っているのだろうか。それはきっと、人間の大切なことは変わらないからだ。たとえ、時代がどんどん流れていったとしても、そうそう人間の大切なところは変わることはない。だから、ずっと読み継がれているのだ。もし、そんな幼い頃に、昔話に接する機会が少なかったらきっと、マナーを学ぶことも少なくなり、反抗的に、育っていったりするかもしれない。だから、そのためにも童話は必要だ。私も、いつかは小さい子に、昔話を話すことになるかもしれない。そのときは、その子達に、心に残るような、話し方をしたい。
講評 nara
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