国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あだ名は良いと思う   りんこ

「リーコあそぼー!!。」
「うん。何して遊ぶー?みさちゃんは何がいい??。」
「えーリーコ決めてよ!!。」
「じゃあ、おにごっこしよー。」
 私はあだ名が良いと思う。
 その理由は、仲良くなれるからだ。私も、あだ名を使っていると、自然に友達と仲良くなれた。あだ名というものは、ほとんどが一年生のときに作られたものだ。だから今になって、どうしてこんなあだ名になったのかな?と思うようなあだ名がいくつかある。そのうち二つを挙げてみよう。
一.私の友達は、「プーヤン」というあだ名がついている。なぜプーヤンになったかと言うと、一年生のとき、ポケモンごっこをしていて、そのときに、「プー」というのがいた。(本当にいるのか知らないが)その役にいつもなっていたから、友達からプーヤンと呼ばれるようになったのである。
二.もう一人のお友達は、みんなから「マミコ」と呼ばれている。このあだ名は、四年生ぐらいのときに私が作ったもので、本名は「まみ」だ。理由はおかしいのだが、どうして私は、「リーコ」で、博士(その子の前のあだ名)は、博士なの?「こ」をつけて、マミコにしようといって、「マミコ」となったわけだ。私もみんなも、最初はいいにくかったが、今は、誰も「博士」と呼ばない。
 二つ目の理由は、呼びやすいことだ。体育の時間や、クラブ活動などでそういう経験はないだろうか。私はある。体育で、バスケットボールをしているとき、わざわざ、
「松田さーんパス!。」
なんて言っていたら、相手はその間にその人の周りに集まってしまう。だから、
「リーコパス!。」
と短く言えば、言いやすいし、そうする事によって、早くパスすることができる。
学校の友達に、特定の人、(四〜五人)しかあだ名で呼ばない人がいる。もちろん私のことも「松田さん」だ。その人に、強制的に「リーコ」と呼ぶようにすると、ようやく卒業式の日に、「リーコ」と呼んでくれた。(笑)
 確かに、あだ名には悪い所もある。それは、失礼だと言うことだ。自分は良くても、使われている人はいやかもしれない。もしかして、そのあだ名を言いすぎると、「仏の顔も三度まで」という言葉のように、相手を怒らせてしまうかもしれない。しかし、私はあだ名はいいと思う。

   講評   huzi

 莉絵子ちゃんもいよいよ中学生。今後は新しい構成を少しずつ練習していきます。大きく変わる点は、【複数の理由】の書きかた。これをうまく使うには、最初に【是非の主題】を明らかにしておくことが大切ですね。一回目で、ちゃんと理解して実行できたのはさすが!
 書き出しが生き生きとしていますね。小学生のときの【書き出しの工夫】から【是非の主題】に一気につないだね。勢いがある。
 そして、【複数の理由】。まず、仲よくなれる。そして、呼びやすい。その通りです。【体験実例】に示したように、あだ名は仲良くなるきっかけになっていますね。「博士」と呼ばれた子が、「マミコ」になると、ずいぶんふんいきが変わるなぁ(笑)。 いつまでも姓でしか呼んでくれなかった友達が、卒業式の日にやっと「りーこ」と呼んでくれたのは、よかったですね。何度も強制したおかげかな(笑)。
 【反対意見理解】には、あだ名の悪い点を書けたね。使い方によっては、失礼になるというわけですね。たとえば、ふじ先生がいつもやさしいからといって、「ふじすけ」なんて何度も呼ぶと「仏の顔も三度まで」になってしまうかもしれない(←これは想像ですよ)、そういうマイナス面もあるけれど、気軽にあだ名を使える関係はやはり、いいですね。

 【是非の主題】は、
「私はあだ名がいいと思う」ではなく、
「私はあだ名はいいと思う」と書き始めよう。違いがわかりますか?
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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