国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書をして・・・   うここ

読書の楽しみはひとりでできる楽しみだ。こんな便利な娯楽はめったにない。「オーディオ・ヴィジュアル」の情報が活字情報を駆逐する時代が来たという人がいる。しかし、「ヴィジュアル」な情報と言葉の情報とは、互いに他方を補う。そのためどちらか一方だけを選ぶという必要はなく、どちらも楽しめば良いのだ。<<要約>>
私が好きな本の中に、「ハリーポッター」がある。だれでも絵がない本を読めば、いろいろな人や場所を自然に想像するだろう。私も「ハリーポッター」を読んでハリー、ロン、ハーマイオニーをどんな人かなあと想像した。しかし、映画を見てみると、私が想像したような人と全く違った。まるで想像していたものをこわされたような気分だった。もしかしたら、自分が想像したものをこわさないように、自分の中にしまっておくだけの方がいいのかもしれない。
私が今までの中で一番感動した本は倉橋曜子さんの「青い天使」という本だ。一巻から九巻まである。フランス人とハーフの女の子がいとこにいじめられるが、そのいとこと仲直りするというお話だ。私はこのお話を、涙をぽろぽろ流しながら読んだ。とても感動するお話しで、いじめられたのに、いとこと仲直りできる女の子がすごいと思った。このお話を読んで、誰とでも、きっといつかは分かり合えるのだと思った。
読書とは自分にとって未知の世界を教えてくれるものだと思う。なぜなら、冒険の物語など自分も一緒に引き込まれていき、自分もそこにいるような気分が味わえるからだ。また、一回読んだ本を何度も何度も読むことができるのも読書の楽しみだと思う。なぜなら、何度も自分もそこにいるという気分が味わえるからだ。

   講評   ita

こんにちは、有紀ちゃん。今回も早い提出でしたね。それなのに先生の方がおそくてごめんなさい。 m(_ _)m

<第一段落>
しっかり要約できていますね。今回の字数が600字くらいなのでちょうど良い割合だと思います。
<第二段落>
たとえを使いながらうまく表現できているね。本の中で出会った人物が映像になると変わってしまう経験はだれにでもありますね。読み手が共感できる体験実例です。ここをもう少し詳しく書くと尚良いよ。
<第三段落>
ここは「読書体験で得たこと」をテーマに書いたのね。長文の内容と合致するように「自分では体験し得ないことを体験できた」や「読書によって今までの価値観が変わった」など「読書」という視野で感想を書くとより一層いいと思います。
<第四段落>
一般化の主題はとてもよくできていますね。長文と体験実例をあわせた総合的な感想だと思います。よくできました。

読書好きな有紀ちゃんにはもってこいの題材でしたね。長文の筆者は読書の中に「ヴィジュアル」な情報を入れればどうかと提案しています。先生もハリーポッターの本を読んで想像し得なかったことが映画でわかった部分もあります。(なんと発想力が乏しいのでしょう (T_T))感想文を書くときに「読書」だけで長く書くのが難しい場合、この「ヴィジュアル」の長所に目を向けてもいいかもしれませんね。
                        

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