国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本能=無意識=地球滅亡(?)   惣流・アスカ・ラングレー

 私達は一体何者なんだろう。私は常にその疑問が頭の中にある。何のために此処に生き、何の為に死んで行くのだろうか・・・。私はそれを考え、何とついに結論がでた。私達は、地球を汚す病原菌なのだ。もし、宇宙が何かの生き物の体の中だったとしたら、私達は地球という体の一部を破壊している病原菌にすぎない。
 話が少し飛ぶが、宇宙という空間は限りなく増幅しているという。私は、それが人間の細胞と似ていると思った。また銀河系の配置図が人間のDNAに酷似しているということもすでに証明されている。此処からは余談であくまで私説となるのだが、人間は何故宇宙の外が見れないのか、判らないのか。私はこの事も少し考えてみた。それは、人間の脳の限界という事もあるが、第一にその知識は私たちに必要のない物だからだと思う。・・・とはいってもそんな事を急に言われても大抵の人間は実感が湧かないだろう・・・。例えば、私達が病気になった時、私達の体の中にいる病原菌は自分らが病原菌だ、とわかっていて細胞を殺しているのだろうか。いいや、違う。殆どが本能的なものなのだと思う。そして、私達にとって宇宙が未知の空間で、その外がわからないように、病原菌達は私達の顔、耳、首、足、などわかっているはずもない。いや、むしろ知る必要もないのだ。 逆に、人間が病原菌だ、という事を否定したい人もいるだろう。その場合全く正反対の考え方だ。宇宙が何者かの体の中だとして、地球がその体の中の腫瘍のようなものだとすると、私達は宇宙の中から自然治癒の為に派遣された生き物か、または宇宙の外から薬として投与された生き物か・・・。まあとにかく、何故私が、人間が地球を破壊する(または征伐する)存在だと思ったか、というと、人間の本能的な行動とは何かという疑問から始まったのだ。 どの動物も本能で生活している。しかし人間はそういったところがあまり見当たらない。まず、交尾行動は基本的なものだ。繁殖の為必要である。しかし本当にそれ以外は見当たらない。そこで、私はペットとして飼っているウサギを観察してみた。ウサギというのは本来穴を掘って生活するものでその本能の余韻として私のウサギは時々無意識に床をガリガリ引っかいて穴を掘ろうとしている。それを見て私はピンときた。他の動物を人間という立場から見つめると本能的な事が浮き彫りに見えてくるのだ。だから人間という動物も客観的に見てみれば何か見つかるのではないのか・・・。そして私が見つけ出した答え、それは「物の生産、使用、ゴミ化」というステップである。人間は無意識に日常生活を便利に、楽しく過ごしたいと思っている。そしてその為に常に何かが欲しい、何かが足りないという欲求に駆られている。そしてその欲求によってつくられたのが文明の利器、「道具」だろう。よく考えれば旧石器時代から、私達は道具と共に過ごし、道具と共に過酷な自然界を生き抜いてきた。「道具」は人間が生き延びるための大切な物で、それを生み出そうという思い、それこそ「本能」なのだ。そしてその思いが募り、ついに科学が進歩し、今に至っている。しかし、我々がつくってきた道具・・・それは本当に「ただ生き延びるための必需品」なだけなのだろうか。それは違う。見渡せば、こんなにビルも道路も増えて、人間の道具が自然を侵食している。最近、人間の排出物は浄化され、海に流れこんでいるそうだ。昔は、土に返り、バクテリアが分解して、生態系が循環していたが、今はそれが人間のところで途絶えている。また、人間は道具を生産しすぎ、ゴミ化し、バクテリアがゴミを一生懸命分解しないといけないのでそちらの方に(バクテリアが)気を取られ、最近減少しているそうだ。また、この事実はとても有名な話で、しょっちゅうニュースで取り上げられている。それなのに、私達は今日も道具を作り続ける。この本能は地球破壊に繋がっている・・・となると、私達の本能と地球滅亡はイコールで結ばれる。私達は地球破壊の為に生まれてきた地球の病原菌なのだ。
 私は病原菌の末路を知っている。わたしのおばさんが最近、何かの病気で体の一部が侵され死んでしまった。病原菌は使命を果たしたのだろう。しかし、わたしのおばさんが死んでしまうと、中に住んでいた病原菌も死んでしまうのだ。このように、私達が本能的に道具を作り続けると、地球が滅び、同時に人間も滅びてしまう。だから、私はその「道具作り」の過程でもある科学が好きになれない。とはいえ、私は今日もその科学に頼って生きている。

   講評   miri


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