国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学文明の発達は   クリリン

 科学文明の発達は
 科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。AV機器においてリモコンのないものは賞品になりえないような世の中である。こうした世の中の進化現象は、あげればきりがない。そして、なぜこうしたことが進化と形容されるかというと、これらはすべて、それまでの人間が必ず経験しなければならなかった数々の手間を、片っ端から省いていったからである。しかし、私は、人間はある程度の手間を自分でこなしてこそ成長するものだと思っている。人間が人間らしく成長し本来あるべき姿にできるだけ近づくためには、「必要なる手間」が必ずあると思っている。手間とはそれを経験した人の個性を伸ばし人間らしさを増幅させるものなのである。(要約)わたしは、ある程度の手間を自分でこなして成長していけるような生き方をしたい。
 その方法は第一に、何でも嫌がらずにあきらめずにチャレンジしてみることだ。部活で文化祭の劇をすることになったとき、中3は劇のキャストではなく、裏方をするように先輩から指示がでた。ただ、中3にもなっていまだに部活で活躍できないのはおかしいのではないかとみんなで抗議したら、先輩が考えを改めて中3にも活躍の場を与えてくれることになった。本当なら、先輩に逆らうなど言語道断なのだろうが・・・(爆)これは、1度言われて納得がいかなかったことについてあきらめずに反論したことが重要だったのだと思う。先輩に言ったら嫌がられるとも思ったが、言ってみると中3もいろんなことを考えているのだと理解を示してくれた。だから、ある程度の手間を嫌がらずにこなせば、結果としてよいものが得られるときがある。
 その方法としては第二に社会全体で無駄なことはどのようなことかを認識することだ。お金を大切にしなさいといきなり言われても理解しづらい。でも、同じようなペンがたくさん部屋にあるのを見ると、お金を大切にしないといけないということがわかる。このように、無駄遣いをした経験があれば、無駄なことをできるだけ少なくしていくように努力できる。が、無駄遣いをしたことがない人には、「無駄」ということの意味が理解できないと思う。だから、手間=無駄を社会からただ排除するのではなく、どこが無駄な部分かを個人個人が理解していく必要があると思う。
 「経験は、最良の教師である。」という言葉があるように、まず自分自身で何かを経験することが大切だと思う。その上で、不必要な手間の部分があったら、省いていけばいい。それは人それぞれ違うだろうし、みんながみんなその部分を手間だと感じているとはいいきれない。だから、本当の便利さとは自らの経験の上で得ることのできる自分らしさのようなものだと思った。

   講評   koni

今回の目標は、「●1000字」と「『必要なる手間』という言葉を使う。」でしたが、大変よくできましたね。
 第一段落の要約は、よくできていますよ。すばらしい要約です。
 第二段落では、方法一と体験実例を挙げることができました。クリリンさんの体験実例は、いつも生き生きとしていていいですね。自分が体験したことを詳しく書くから、生き生きとした文章になるんだね。
 第三段落では、方法二と体験実例を挙げることができました。言われるだけだと、いまいち納得ができないことでも、自分が体験し、その上で感じたことだと、知恵がつき、応用がきくものね。体験って大切なんだね。
 第四段落では、名言の引用と、反対意見の理解をして、生き方の主題でまとめることができましたね。


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