国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「いらないものはいらない」   うのむ

「いらないものは、いらない」 うのむ
 べつにすてきなものじゃないし、大したものでもない。くずかごは、わたしたちとつねに、日々をともにしている。わたしたちはどうかすると、くらしというのは、手に入れるものでつくられるのだとかんがえる。しかし、日々のくらしの姿勢をつくるのは、何を手に入れるかではなくて、ほんとうの何を手に入れないかなのだ。くずかごのおおきさはそのひとのこころのおおきさに正比例すると、勝手にそう決めている。(構成)
 私は、かたずけものがきらい。だから時々お母さんにしかられてしぶしぶそうじをする。すると、訳の分からないものがたくさん出てくる。これは、友達からもらった一まいのメモ用紙。これは、かわいいと思ってとっておいた切り抜き。これは、まだ使えると思ったおれたじょうぎ。これは、作ろうと思ってとっておいた、厚紙。どうしてこんなに取っておいたんだろう。まるで、リスが木の実を地面に穴を掘ってうめたまま忘れてしまうようだ。(表現)                                   お母さんに聞いてみた。普段は目立たないけど大切なものそれは、『ぞうきん』だ。ぞうきんは、よごれたところをふくときに必要だ。ないと困る。家では、着古したTシャツや使い古したタオルをぞうきんにしている。布のリサイクルとして最後まで大切に使っている。
この話を通して、使わないものはもらわない方がいい、と分かった。「これ使う?」「使わない」

   講評   kako


 うのむちゃん、こんにちは。上手に感想文を書くことができましたね。
<第一段落> 要約を上手にすることができています。三文抜き書きを練習しているので、簡単にできたのではないかな。
<第二段落> 片付けは嫌い、という自分の体験を書いていますね。だから、そうじをすると不必要なものがたくさん出てきてしまうのですね。その時は使うだろうと思ってとっておいても、実際は使わなかったり、ということがよくありますね。先生も同じです。「まるで、リスが木の実を地面に穴を掘ってうめたまま忘れてしまうようだ。」とてもいい「たとえ」が書けましたね。リスも忘れてしまうことがあるのかなあ。
<第三段落> お母さんは、とてもいい例をあげてくださいましたね。たしかに「ぞうきん」はそうじの時、なくてはならないものですが、ふだんは納戸などの隅の方にもうしわけなさそうにしまわれています。うのむちゃんのお家では、Tシャツやタオルをぞうきんにしているのですね。先生も古くなったタオルをぞうきんに作り直しておいてありますよ。
<第四段落> 「わかったこと」もきちんと書けましたね。でも、「使わないのでいりません。」と相手に言うことはできません。そういう時はどうしたらよいのでしょうね。使わないものをいただいてしまった時は、それを必要とする人にまわしてあげたり、バザーに出したりするといいかもしれませんね。そして、ふだんの生活では、本当に必要だと思うものだけを買うように心がけることが大事なのかもしれないですね。「わかったこと」をもう少し具体的に、なぜそう思うのかなども入れて書けるといいと思います。
                    

 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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