国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人間にとって大切な物集め いえい
「やった」(書き出しの工夫)
私はいまプルタブを集めている。プルタブとはカンのふたの部分のところだ。その理由はいとこの小学校でプルタブがどのくらいで車椅子にかえられえると言うことで何気なく集めている。よく私の父がビールを飲むのでたまる。そのプルタブをプーさんのカンに入れて毎日
「からから」
っと鳴らしている。だんだん何気なく集めていたプルタブ集めは楽しくなってきた。たくさんになってきて数えてみたら。・・・
「やった。132個だ」
叫びたいほど喜んだ。いとこに渡そうとした翌日学校で、同じクラスでガールスカウトをやっている人がいてそしてその人もプルタブで車椅子がかえるというので集めてくださいと言うことで私はどっちにあげようか迷ってしまった。でもいとこが先に言ってきたからいとこに3分の2をいとこにあげて3分の一をガールスカウトに寄付することにした。それとプルタブは普通は銀色だ。でも私は1つだけ金色のプルタブをもっていてあるゲームをやっている。プーさんのカンのなかからその金色プルタブを見つけるゲームだ。私は本当はプルタブをあげたくないと思っている。なぜかと言うとせっかく集めたのにもったいないと思ってだ。まるでそういうのはへりくつのようだ。
私の妹は夏になるとせみの抜けがらを集めている。私はその話を聞いたとき
「えぇ」
っと思った。黄色のポーチの中にせみの抜けがらを入れていた。(笑)見るからには気持ち悪い。今にも動きそうなようだった。そのせみの抜けがらはいつも公園で拾ってきている。あるとき公園に行ってみたらせみが半分だけ出ているせみの抜けている途中を発見してしまった。父と妹と私でよく見た。その日は台風の日だったから風が強くてせみが飛んでいってしまいそうだった。・・・その翌日そのせみを見に行ったらなんとしたに転がっていた。きのうの台風に負けてしまったのだった。見るからにはかわいそうだった。その日から妹が集めてくるせみの抜けがらをみて気持ち悪いといわないようにした。
集めるということは人間にとって大切なことである。これからはいろいろな物を集めていきたい。
講評 miri
興味(きょうみ)をひく書き出しですね。たいへんじょうずです。プルタブに関する説明もくわしくできています。「いとこに」のところで、段落を変えるといいですね。たとえの表現も効果的に入りましたね。
プルタブに続き、もうひとつの体験実例が入りました。このせみの抜け殻(がら)の話も、おもしろいですね。妹さんが黄色いポーチに抜け殻を入れているところがとてもいいなあ。大切にしているのですね。
結びの段落ですが、「人間にとって」どのように、またはどうして「もの集めが大切」なのかを、少し入れるとよりよくなりますね。例えば、「達成感を感じることができるという点で大切」とか、「集めていくうちに、いろいろなことを考えるようになるという点で大切」などでどうでしょう。
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