国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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触れ合いを大切に ピエッパ
現代、日本では機械化が進み、人との触れ合いが減ってきている。例えば学校で農業に関するレポートの宿題が出たとしよう。昔は実際に農家に行き、農家の仕事を手伝ったりしながら話しを聞くという、農家の人との触れ合いがあった。しかし今では、家でコーヒーでも飲みながら、インターネットで「農業」と検索するだけで膨大な量の情報を得ることができるのだ。このように、人との触れ合いが減ってしまうことは将来的にも問題だと思う。それでは触れ合いを取り戻すにはどうすればいいのだろうか。
その対策として、積極的に人に話し掛けていくことが大切だと思う。そして、自分と趣味が合う人・性格が合う人など自分と似ている人を見つけていくのだ。そうすることで、馬が合う同士で集まることができ、人との触れ合いが増えていくのではないだろうか。
第二の対策として、何でも機械に頼りすぎないことだと思う。というのも、人との触れ合いが苦手な人は、何か自分の相手をしてくれるものが欲しいのではないだろうか。そして、それはどうしてもパソコンやゲームなどの機械になってしまう。中には、恋愛シミレーションゲームのやりすぎで
「僕は画面の中の人しか愛せない」
などと言う人もいるようだが、(苦笑)そんな重症になる前に、勇気を出して人との触れ合いを取り戻すべきだ。
確かに、機械化が進む社会の中で、触れ合いが減るのは仕方がないことかもしれない。しかし
「心を温かくするには孤独でなく触れ合いが必要である」
というように、心の問題は人との触れ合いで解消されることが多い。やはり人との触れ合いを取り戻すべきである。
講評 huzi
ピエッパくん、新学期に入って多忙のようでしたが、清書に間に合うように送信してくれたね。 内容もとてもおもしろい。すらすらと最後まで読ませる表現力はなかなかのもの。言葉の森の自動採点ソフト「森リン」の採点結果では、思考力を示す言葉づかいが優れているようですね。
【予測問題の主題】の書きかた、一回目からうまくできています。現場に行かなくても物ごとを体験できるのは、便利で快適ですが、人との触れ合いは確実に減少してしまいますね。
【対策】も複数、示すことができました。一つ目は、身近な対策。もう一つは、視野を広めた見方で示す対策。【体験実例】のなかに、「僕は画面の中の人しか愛せない」とありますが、恋愛シミュレーションゲームの話、これはまさか実話?(笑)。
【反対意見への理解】→【自作名言】の流れもOK。特に、自作名言は「……ではなく、……である」という典型的パターンにきっちりあてはめられたね。
欲を言えば、【反対意見への理解】が少々弱いかな。「確かに、機械化のおかげで、直接触れ合えない人との交流もたやすくできるようになった」と、反対の立場のプラス面を述べる形にしてみよう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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