創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人との触れ合い   ヘノチャ

 人に見られたり、批評されたりの対人関係のわずらわしさから開放されるためにサングラスをかける人がいる。しかし、そうやっていて安全地帯にいるような気持ちになるのはただの錯覚でしかない。対人関係を避け自分を隠し続けているのは問題だと思う。
 その原因を考えるとまず、本人に自分の意見や行動にはっきりとした自信がないためだと思う。思い起こしてみると、学校で先生に叱られていた友達や私自身も、どこかもじもじして先生の顔を見られずにいた。それは、自分が怒られている原因に対して言い訳が出来る状態ではないからである。もし仮に自分の行動や発言に自身があったならば、例えばピアノの発表会までにものすごい練習を繰り返した人ならば本番でも胸をはって、演奏し他人の評価をうけいれられる。だから日頃から自分の言動に自信を持てるように過ごしていけばいいのだと思う。
 次に考えられる原因は、私達が人に評価されることになれていないためだと思う。日本の教育は平等を好んで、留年することはあっても上の学年になることは出来ない。アメリカは実力主義なので、本人に実力があれば何年上の学年にもいけるらしい。私の友達辛きいた話では、小学校三、四年生の子テストの答えに授業では習わなかった難しい公式で答えを書いたところ、答えは当たっているのに、〇点にされてしまったそうだ。日本は平等を求めるがあまり、一人一人の評価を軽く扱いすぎだと思う。
 確かにいつも気をはって対人関係を続けるのは辛い。しかし自分を隠し続けていると、本当に自分を理解してくれるひとも失ってしまうと思う。良い人間関係は見かけのやさしさや感情でではなく、相手を知り合い評価し認めあって相手の悪いところまでもを把握することで初めてうまれるものである。

   講評   kamono

サングラスをかけることで安全地帯にいるような錯覚をしていることへの、よい考察ができました。たしかに、自分の意見や行動に自信がないと、つい、うつむき加減になり、目をそらしてしまいますね。ピアノの発表会もいい例ですね。教育が平等主義だという指摘も、その通りですね。よい実例を持ってくることができました。「平等を求めるがあまり、一人一人の評価を軽く扱いすぎだ」という指摘は厳しい意見です。日本の教育が陥ってしまった落とし穴を指摘しています。
 結びも、「サングラス」をかけて自分を隠し続けていると、どういうことになるか、その指摘も、とても説得力がありました。本当に自分を理解してくれる人を得ることができなくなるし、それは真の友人を得ることができない、ということと同じですね。
よい意見文ができました。少し、遅れたようですけど、いつでも送ってください。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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