国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   疑問を持つということ   はなこ

 今日の社会では、与えられたマニュアルに疑問を持たない人が多い。先日、いろいろな大臣の国民年金保険料の未納が話題になった。このような人々は、国民には保険料を納めろと言っているが、自分では何のために納めているのか分からないというよりも興味がないためにこのようなことが起こるのだと思う。もしもこのような人たちが、国民年金について興味を持ち、疑問を抱いていればこのようなことは起こらなかったと思う。僕は、疑問を持つことの大切さをもう一度考え直す必要があると思う。
 そのための第一の方法は、あらゆることを自分なりに考え直してみることだ。僕はよくサッカーをする。そして、自分の思っているようなことが出来ないことがよくある。そのようなときは、自分で疑問をもって、一つ一つ解決するようにしている。そのようにすると意外と自分の思いどおりにすることが出来る。(体験)これはすべてのことに共通することで疑問をなくせばそのことについて完璧になると思う。
 第二の方法は、学校教育でも疑問を述べやすいような余裕のある雰囲気を作っていくことだ。そのような雰囲気を作れば、すべての人が自分の疑問を他人に打ち明けることが出来るので、気持ち的にもとても楽になる。さらに、自分のわからないことを解決することが出来るのでこのような雰囲気をつくることが出来れば、みんなとても良い思いをすることが出来るようになると思う。
 確かに、疑問を持ち続けても前になかなか進めないので、すべてのことを素直に受け入れることも大切だと思う。しかし、「経験は、最良の教師である。」という名言があるように、たくさんのことを疑問にもちそれを解決することによって、自分の経験を増やすことが出来る。だから、疑問を持つということは大切だと思う。疑問を持つということは停滞ではなく、前進なのだ。

   講評   nara

(ミノウサンキョウダイ) 年金未納問題はずいぶん広がって、「きょうだい」どころか「大家族」になってしまったね。年金についての議論が、今回の事件で空疎な印象を与えてしまったのは否めないなぁ。確信犯的な人も実際のところはいるのかもしれないけれど、疑問すら持っていなかったというニュアンスの言い訳が多かったことが、年金問題の根深さを表しているかもね。
 複数の方法に、内・外双方の視点を入れたのがいい。自分自身としての問題と周囲の問題との両方があるのだね。特に、第2の方法は、大がかりになるだけに、しっかりと腰をすえて実現のための具体案を考えて行きたいところだ。今の世の中、「わからないことは恥ずかしいこと」という刷り込みは強烈だし、疑問を持つことが反抗的だと思われたりもする。ここを打ち破る必要があるわけだ。学校教育が一番大きな役割を果たすことになるかな。家庭の役割はどうだろう。社会は? 考えてみるといいね。
 まとめはうまいなぁ。名言の使い方もいいし、最後の一文は、すばらしい自作名言だ。前進とともに深化でもあるのだろうな。

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