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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   夢中になれる物   いわさ

 今の世の中には、娯楽と言われるものが溢れかえっている。江戸時代くらいまでは、娯楽は読書くらいで夢中になっていたであろう。それが今では読書のようにコツコツと読み進めなくても、映画やテレビのように視覚に訴え、一瞬で膨大な量の情報が入るようになった。しかし今になっても、読書のような娯楽が廃れないのは、読書には夢中になれる大切な何かがあるからであろう。僕はそれを見つける事ができる、人間になりたい。
 そのための第一の方法として、途中で諦めないという、一種の根性をもつことだ。根性というと聞こえがあまり良くないが、他の言葉に言い換えると情熱だとか意地だとかになる。僕の土曜日の部活は、はっきり言ってウザい。ただの筋トレで、走ってばかりだ。しかし、部活のあとに達成感があるのは、たくさん走った日のあとだ。(真面目に部活してるから?)
 また、第二の方法としては、好きなことを集中してできるような環境を整理する事だ。この前、僕の部屋は足の踏み場もないブタ小屋から、ホテルの一室のようになった。理由は中2で使った参考書の類が散らばっていて、中3が始まっても、勉強机が機能しないと思ったからだ。ラッキーな事に掃除と片付けは一日で終わり、無事(笑)中3になった。(体験)
 確かに、夢中になれることだけをやっていればよい、と世の中上手くいったら、人類はそのうちすごいバカになるだろう。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、自分がひとつでも夢中になれる物を人生の中で持ちたい。

   講評   miri

<第1段落>自分の表現で、的確な要約ができました。これに続く意見への持っていき方もたいへんよいですね。
<第2段落>方法のひとつめは、読書の魅力ともいうべき大切な何かをみつけるためには、根性をもつことが肝要といっていますね。部活での体験をいれて、説得力あるものにしています。
<第3段落>ふたつめは、とてもユニークです。集中するという点からも環境の整備は重要ですよね。
<第4段落>結びの段落ですが、「夢中になれることだけをやっていればよい、と世の中上手くいったら、人類はそのうちすごいバカになるだろう」というのはすこしわかりにくいと思います。反対意見への理解としてはできていますので、名言の引用とあわせてまずまずの結びの文といえるでしょう。

よくできました。合格です。おめでとう!!


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