国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   未知の言葉   うらね

 日本語は花便りの言葉も、微小感覚を表し分けて、まことに風情に富んでいる。しかし、桜の花びらやからまつの葉の浮かびながら降りてゆく一枚一枚の、数量と重量についての微小感覚が、「降りる」には欠けていてもどかしい。もし、日本語にこの美しさを表す言葉がなければ、それは日本語の語彙の貧弱を意味する。これは、日本語になくてはならない言葉である。(要約)
 私も似たようなことで、友達に面白い本を紹介してもらったことがある。しかし、私はその時にどのように面白いのかがわからなかった。面白いという言葉だけでは人によっていろいろなとらえ方ある。例えばホラー小説でとても怖くてスリルがあって面白いとか、推理小説で謎解きが面白いとかとこれらの言葉を全てを「面白い」と言うのでまるで日本人はロボットであるかのように簡単にまとめてしまう。
 また、美味しいという言葉はカレーのような辛さが美味しいとか、ケーキのような甘さが美味しいといろいろな言い方があるがこれらも全て「美味しい」という言葉としか言い方がない。ちなみに私は甘い物を食べて美味しいとしか思ったことがない。(笑)
 人間にとって言葉はいろいろな物を指し示す時に重要な役割を果たしてくれる便利な道具である。しかし、いまだに言葉では表すことが困難である物もある。けれども、言葉では表せない物があるからといって決して悪いイメージでとらえてはならない。これらは、世界がいろいろな物に恵まれているからだと私は思う。

   講評   jun

<第一段落>
 要約は言うことなし。筆者の主張を簡潔にまとめることができました。
<第二段落>
 「面白い」という一つの言葉が持つ多様性について、読書の例を挙げながら考えることができました。「ロボットであるかのように」というたとえも入りました。
<第三段落>
 もう一つの似た話は、「美味しい」という言葉の表わす個人差のようなものについて考えることができましたね。「美味しい」という言葉ほど曖昧な言葉はないかもしれませんね。料理を紹介するテレビレポーターもおいしさの表現には苦労しているようですよ。
<第四段落>
 結びの一般化はすばらしいです。今回の長文の内容を踏まえて、しっかり結ぶことができました。

☆作文テストは合格です。おめでとう!
                    

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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