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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生きるために生きる   すみすみ

 現代、私たちが生きている日本には、文明の理器があふれている。しかし、世界には未だに浪費文明に侵されない生活を送っているところがいくつもある。そこに住む人々は、自動ドアにおどろき、「ドアなど手で開ければ良いではないか。」と言った。日本文化の伝統の中にも、そういったシンプルライフを送った人々は多い。そういう人々の生と自分の生を比べてみるのも、いかに自分が全面的に者に頼った生活を送っているかを確認する手だてではないだろうか。
 確かに、今日の文明は便利な物が多い。クーラーにせよ、テレビにせよ、コンピュータにせよ、今の私たちの生活には欠かせない物となっている。クーラーはスイッチ一つで快適な環境を作り出すことができるし、テレビやインターネットを使えば世界で今なにが起こっているのかを知ることができる。電話やメールを使えば、離れた人々ともコミュニケイションをとることができる。私の体験では、クーラーは特に夏に大切なものだ。私は汗をかくとすぐに汗疹ができる体質だ。小さい頃から毎年夏になると悩まされていたのだが、クーラーをつけていると汗をかかないために、湿疹もできなくなった。これも現代文明のお陰である。
 しかし、無駄を極限まで省いたシンプルライフにも良さはある。合理化され、物事が滞ることを嫌う現代社会では、時間に「余白」が無くなる。ゆっくりと自分自身を見つめたり、自然を見つめる時間が無くなるのだ。日本の芸術の美しさは、「余白の美」だと言われるが、その「余白の美」と言う言葉は生活スタイルにも当てはまるようだ。時間的にも精神的にも余裕がない人には、美しい物に対しても、それを美しいと思える余裕が無い。
 便利な物に囲まれた生活にもシンプルライフにも良い点はある。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」ということばのとおり、自分が考えた最良の生き方をすることが大事である。そのためにはまず、自分はどう生きたいのかをよく考えることをしなければならない。<<総合化>>

   講評   kamo


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