創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
自分のもつ壁を超えたところに 三毛猫みー
いろいろなものを自分の中に取り入れ、人間に広がりを持たせるには、先入観など持たずに、まずはそのまま受け入れてみることだ。先入観というのは、意外と恐ろしい障壁だ。人は、外見などに左右されやすい生き物である。
私などは、それが本選びに発揮される。まずは、見たまま、装丁や挿絵のイラストに対してだ。「気に入らん」という第一印象最悪の本は中身を確認するまでもなく選択肢からはずされたものだった。そんな場合、彼らは大抵、そのままわたしと再び道を重ねることなく、次の読み手を待つのだが、ふとした弾みということもある。暗澹とした気分で手にとった本が意外といい内容でうれしい不意打ちを食らったような、自分の選択眼のなさを悔やむような結果に終わったことは数知れない。今では、誰もが知っているハリー・ポッターシリーズも表紙の絵が自分の感性に合わないので躊躇したのだ。人の薦めによるものだったので、思いきってページをめくってみると、「何とびっくり、玉手箱」である。決め付けるという行為の愚かしさはここにある。よく知りもしないものを勝手に悪いものと思い込みせっかく、自分にとってプラスになるかもしれないものを踏みにじることが果たして正しいといえるだろうか? まず自分の目で、きちんと見極められるよう飛び込んでみてはどうだろう。
確かに、すべてを受け入れる事はできないが、何かに向かっていこうという情熱が、新しい物事を知ろう、見つけようという欲求が、人間をより豊かに、より深みのあるものにするのだ。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |